アウディがドゥカティ買収か！！

モトGP『アウディがドゥカティ襲撃』

近々、アウディを駆るヴァレンティーノ・ロッシと言うのが拝めるかもしれない。
実は、フォルクスワーゲン・グループ（ドイツ四輪企業）がドゥカティと交渉中だと言うのだ。イギリスの『Car』誌がスクープしたところによれば、《回答期限を4月末とする独占取引き。提示金額は8億4千万ユーロ（約907億円）》だそうで、また、フォルクスワーゲンからボルゴ・パニガーレ（ドゥカティのボローニャ本社）に向け、すでに密使が打診に赴いていると言う。

アウディR8からデスモセディチへ。
これがアウディの偉大なるボスで2輪の熱き愛好者…フェルディナント・ピエヒの青写真だ。ピエヒ氏は既に2005年、ドゥカティ買収を目論んだものの、当時のドゥカティ社があまりに脆弱な財政状態にあると判断したアドバイザー陣により押し止められていた。それから7年、ピエヒ氏が再度腰を上げたようだ。

アウディの背後にはフォルクスワーゲン（2011年の収支は収益25％増で150億ユーロ（約1兆6200億円）を計上）が控えている。毎年恒例の収支会見ではマーティン・ヴィンターコルン会長もドゥカティへの関心を否定せず、
「赤って言うのがとても好きでね。赤いものが好きなんだが、赤字は別だがね…。」と。

あとはドゥカティ社の負債に関し、いくつか疑念が残っている。『Car』英誌では8億ユーロ（約864億円）と報じているが、ボノーミ・ファミリーが仕切る『Investindustrial』社が「ドゥカティ社の負債は2億ユーロ以下」と速攻で修正。売買価格の方は未だ公表されていないが、以前、ボノーミ氏は評価額を約10億ユーロ（約1080億円）と話していた。

（日本語翻訳：La Chirico / 伊語記事：Mediaset.it 2012年03月13日）

イタリア有名モータースポーツ誌『MotoSprint』なんかでは
もう決まったも同然と報じているようですが…


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