MotoGP

J.ロレンソ『ストーナー引退…僕には良く分かる』

モトGP『ロレンソ:ストーナー引退、僕は良く分かる』

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現在、絶好調のホルヘ・ロレンソ(1987年、パルマ出身)。今シーズン一杯で引退を宣言したストーナー選手を凌駕し、現在、ポイントリーダー独走中だ。そのロレンソ選手がヤマハとの契約更改前に、当『Marca』紙のインタビューに答えてくれた。

ここまで115ポイント獲得したわけですが、シーズン序盤としては申し分ない成績では?
「序盤は信じられないぐらい凄かったですね。総合ランキングは快走中。予想してたよりずっと好成績です。5戦中3勝…勝てなかった2回も2位なんて予想もしなかった成績で…でも、それができたわけでね。ただ、だからと言って残りのレースも同じ調子で行けるとは限りませんから。ここからは、自分が闘い、努力し、限界ぎりぎりまで行くか…それか、他の選手に喰われてしまって前に出ていかれるか…。厳しいことになりますよ。」

プレシーズンテストでは新ヤマハ機は中間レベル…ホンダの下ぐらいに見えていたのですが。
「初めて1000cc機に乗った時からパワーがあることも、800ccの時よりかなり上回っていることも分かってました。実は、去年はホンダ機のリズムについて行くには明らかに苦労してたんですよ。今年はかなり良くなってね…ただ、序盤5戦でこんな成績が取れるなんて夢にも思っていなかったけれど。」

ロレンソ選手の目標はタイトル2つ目を獲得することなわけですが、バルセロナ戦の時のように勝ちを狙っていくのか、それとも総合ランキングを考慮して慎重にいくのか?
「野心は常に胸に秘めてます。僕はかなり競争心がある方だけど、これまでの経験から危険の有る無しが分かるようになったんで。時には3〜4位でゴールした方が良い時もある…転倒してしまうよりはね。つまり、勝つに越した事はないけれど、何が何でもと言うわけでもない…ってことです。」

バルセロナ戦での勝利ではグッと円熟味が増しましたが、マシンを走らせていても自信が出てきましたか?
「確かに自信が出てきましたね…特に、危険かどうか以前より分かるようになってきました。ちょっと危険な状況だとか、自分が限界ギリギリまで行ってるぞとか、アッと言うまに転倒してケガしてしまうぞ、ポイントなくすぞ…なんて瞬間が分かるわけで。そう言う状態になっても、これまでの経験のおかげで冷静さを保った方が良いとか、もう少しゆっくり行けとか、そう言う状態からもう抜けれるぞってことが分かるんですよ…罠に引っかかって、転倒してしまう代わりにね。」

今年はウエット・コンディションでも上達されたようで、ル・マン戦でも優勝されてましたね。
「ええ、そうですよね。これまではいつもまるで学校の苦手科目みたいだったのにね…僕の場合は数学で子供の時から嫌いだったんだけど…一生懸命勉強して最後は成し遂げるもんなんですよね…好きにはならないけどね。今でもウエットは好きじゃないですから…ただ、身を守りつつ高い競争力で走るってことはね。レインレースでの操縦に関しては、大体そんな感じになってきました。これに関しては確かに学びましたよ…昔、数学はそうは行かなかったけど。努力して、ウエットでの操縦を向上させたんです。」

今シーズンの強敵は、ストーナー/ペドロサ選手のどちらですか?
「ストーナー選手ですね…特に。ダニのことも除外して考えたことは一度もありません…非常に速いし、技術も凄く高い…ただ、ここに至るまで一度も勝ち星を挙げていないのも確かだし。それに対しストーナー選手の方はレースにも勝ってるし、全体的にもう少しカッチリしてるし、あらゆる状況においてもっと完璧でしょ。ダニは時々、ちょっと足りない…でも、本当にちょっとなんですけどね。僕ら3人がかなり互角で、三人ともチャンピオン候補でしょ。」

ストーナー選手の引退についてどう思われますか?
「みんな、驚きますよね。誰も予想もしてなかったでしょ。確かに2〜3年後には引退するんじゃないかって思ってた人もいるだろうけど、まさか今年とはね。個人的にはストーナー選手のことが理解できますよ。理解できないって人達もいるけど、僕には良く分かりますね。世界選手権で15年も走ってきて、世界中を旅して歩いてね…物静かなタイプで、マスコミ絡みのことは好きじゃないわけだし…。レースの内側にいるより外に居た方が幸せだって考えたんでしょう。」

ストーナー選手が世界選手権を批判してましたが、それはどう思われますか?やはり同様に、同選手権には変革が必要だと?
「いえ、ストーナー選手が言ってることが的を得てるとは思いません。だって、ストーナー選手がタイトル2回獲得のチャンピオンとして知れ渡ったのは、この選手権のおかげでしょ。これがなかったら、こんなに成功したスポーツ選手にはなれなかったわけで…今、彼が享受している経済的な面にしてもね。手を差し伸べてもらっておきながら噛み付くとか、成功した人生を送らせもらっておきながらそれを批判するって言うのは感謝の気持ちがないですよね。ただ、あくまでも彼の意見ですから。
僕は個人的にはいつだってケーシーのことを庇ってきたし…何をしたって、ほとんどいつもね。僕にとって彼は非常に誠実な人間だし、ウマが合うんですよ…ただ、特に今回の世界選手権に対する批判に関しては賛成できませんね。」

もちろんロレンソ選手は、ストーナー選手のように早期引退などしませんよね?
「今のところは、少なくとも後2年は続ける考えです。今もレースが好きだし、競争も好きだし、オートバイを走らせるのが好きですね。楽しいと思えるうちは、レースのある日曜日は毎回耐えていかなければね。」

耐えてるのですか、楽しんでるのですか?
「楽しい方が上ですね。人によっては耐えてるでしょ…皆が皆、しっくりきてるわけじゃないだろうし。ただ、僕を応援してくれてるファンのためにも、戦い続けられれば…いつものようにね。」

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(日本語翻訳:La Chirico / 西語記事:Marca 2012年06月14日



まだ25才で、「少なくとも後2年」って考えるんですねぇ…

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