今回のムジェッロ戦では、ドゥカティ機が直線コースで時速350km弱を記録したりして、なかなかのサプライズになってましたが…
相変わらず、冷静沈着、現実的なドヴィツィオーゾ選手であります。
『ドヴィツィオーゾ:最大パワーだけでは足りない』
★ムジェッロ決勝戦を6位で終えたアンドレア・ドヴィツィオーゾのコメント。
「大変厳しく、難しいレースでした…コースは高速で、ブレーキングは厄介ですから。この気温では安定したリズムを保てるような走りじゃなくて…フロントに無理はかけられませんでした。とにかく去年よりは改善できたし…ポル・エスパルガロの近くまで行けて、ペドロサからもそう遠くないし。うちの進歩と限界を確認できました…これぐらいのリザルトを予想してたんで。状況はポジティブに見なければね。プログラムははっきりしたが、時間との戦いですね。」
【ドゥカティ同士での戦いは…】
「イアンノーネは速かったですね…それは分かっていたし、終盤ラップではちょっと競合いになりましたね。スペースを空けない事に関して、僕は上手かったですね…彼はリアにソフトを履いてたんですが、それほど大きな違いは出なかった。その選択はね、僕も考えてるんですが…そう言う可能性がある時って、間違ったオプションを用意されたって意味なんですよ。うちはアンダーステアのせいでかなりバンクしなければならなかったで、タイヤが消耗してしまうんですよ。」
【最大スピードも役に立たなかった…】
「最大スピードが有効なのは直線コースだけで…加速地点じゃないから。ポジティブではあるが、うちに必要なのは操縦のしやすさですね。」
【決勝戦でのコース・コンディションは?】
「今年は皆、グリップ不足を嘆いてるが、僕には理由が分かりません…もしかしたらモト2/モト3が走った後、ダンロップのタイヤカスが残ってるからなのか。でも、FPや予選ではコースグリップはもっとあるんで、タイヤの問題ではないでしょ。」
(2014年06月01日Gpone記事参照)
さて、ドィツィオーゾ選手が珍しくマルケス選手について語っておりましたんで、これもついでにどうぞ!
『ドヴィツィオーゾ:マルケスは全勝にチャレンジすべき』
★アンドレア・ドヴィツィオーゾが『Crash.net』で、次のようにコメント。
「僕はマルク(マルケス)の事は良く知らないが、現況においては総合順位のポイントを気にするより、全勝を目指すのが適当でしょ。リスクを負えるような絶好調状態なんだし…毎回、PPを獲得し、毎レースで優勝してる時には、自分の自信も最大限なのだから、思い通りのプッシュができる絶好の瞬間でしょ。
上位の順位に関しては奇妙な年ですよね。マルケスは驚異的ですよ…毎回、速いんだから。ロレンソの方は異常なシーズン序盤になってしまって。今やロレンソが通常の状態に戻った訳だから、今後のレースで何が起きるか…ですよね。ただ、(ロレンソは)マルクと戦えると思いますが。ヴァレンティーノ(ロッシ)も何レースかでなら戦えるでしょう…多分、アッセンとか、彼やヤマハ機の得意なコースでね。
とにかく、本当にマルクを倒せる選手がいるのかどうか…僕には分かりません。だって、ムジェッロはホンダ向けのコースじゃないですからね。ここ何年かはロレンソが何度も勝ってたでしょ。ただ、マルクはいかなる状況でも大体上手く持って行けるような感じですけどね。」
(2014年06月04日Motoblog.it記事参照)
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転んでケガするのを期待してるとか…?σ(^_^;)
ドヴィはそんなダーティな男じゃないでしょ。
マルク自身の価値を高めるにはもってこいですね。