先のムジェッロ戦では見事な復活を遂げたホルヘ・ロレンソ選手。
バルセロナでもそれが続くかどうか、なかなか目が離せないとこでして…
本日のFP1は2位♡
しかし、FP2は4位…
ヤマハのプライベート機とオープン機は調子が良いんですけどねぇ。
『ロレンソ：ヤマハとの契約交渉は停滞』
★バルセロナ戦FP2を4位で終えたホルヘ・ロレンソ（ヤマハ・ファクトリー）のコメント。
【ヤマハ勢の調子が良いようだが…】
「そうですね。午前はアレイシ（エスパルガロ、ヤマハ・オープン、FP総合首位）が1番で、午後はスミス（ブラッドリー、ヤマハ・テック3）だし…でも、ホンダもすぐ後ろに付いているから。僕は、良い感じって言えるんじゃないかな…ヤマハM1機の挙動も悪くないし…ただ、改良の余地はまだありますけどね。いや、むしろ改良しなければ。」
【バルセロナではいつも強いが、去年に比べマシンの方はどう？】
「ブレーキングは良くなったが、加速は悪くなりました。タイヤのせいですね…2周ぐらい走ったら、もうかなり滑りますから。そのせいでアクセルを開くとリアがバウンドするんです。ほとんど電制システムで介入して、力づくの操縦をするわけだから…骨が折れますよね。」
【目標は？】
「レースに向け、もっと簡単なマシンにする事です。今はタイヤがタレると、かなりピリピリしてるんで。包み隠さずに言うなら、今日はちょっとストレスだったんですよ…ボックスに戻り、またコースに出る度にタイヤがどんどん悪化するもんですから。ソフトもハードも、あまり変らず…問題は常に同じなんです。ムジェッロでは2013年版タイヤを使ったんですが、それに比べると、かなりの違いがありますね。」
【レースでは誰とやり合う事になる？】
「僕とヴァレンティーノ（ロッシ）、マルク（マルケス）が最良ペースの選手なんじゃないかな。ただ、他の選手もそれほど離れてませんが。ヴァレンティーノとマルクが競合いで強くて…2人ともハードブレーキングが強いから。でも、その辺に関しては僕もかなり向上しましたからね。」
【タイトルの方は？】
「あらゆる点で、かなり厄介ですね…ほぼ、不可能ってところじゃないのかなぁ。ヴァレンティーノとダニ（ペドロサ）の後ろでしょ…つまり、まずはこの2人を抜かなければならない訳で…その後は、まぁ、どうなって行くか…。」
【ヤマハとの契約交渉は？】
「気持ちとしては、ヤマハ残留なんですよ…いつも言ってる通り。実のところ、今は新しいニュースはないです。契約更改は各要素に依ってくるもので、今現在、交渉は停滞してます。」
【契約は1年が希望？それとも、もっと？】
「1年と、もう1年はオプションにしとくのが理想なんでしょうが、まだ話がそこまで行ってないんですよ。まだ7戦目ですしね…急いで決める事もないし。」
（2014年06月13日Gpone記事参照）
それから、ロレンソ選手と言えば、多くの皆さんが気づかれたと思いますが…
カウルのゼッケンが、いつもと違うデザインになってましたな。
『ロレンソ：アンナ作、新99』
★ホルヘ・ロレンソが今回のバルセロナGPで、カウルのゼッケンにデザイナーのアンナ・ヴィヴェスさんのデザインを使用している。ヴィヴェスさんはダウン症の女性である。
★『Itinerarium協会』を支援すべく、ロレンソ選手とアンナさんが進めているプロジェクトの一環である。
★ロレンソ選手は昨年のバルセロナ戦でも、アンナさんデザインのヘルメットを使用した。
★ロレンソ選手のコメント。
「アンナとのコラボレーションが続けられて嬉しいです。ぜひ、ヤマハにお礼を言いたいですね…新しい『99』を使わせてくれて。身体の不自由な方々とのプロジェクトを実現して、彼らのサポートが出来る事を誇りに思ってます。」
（2014年06月13日Omnicorse.it記事参照）
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