『ロッシ:40才まで走りたい』
★今シーズン、ランキング3位にいるヴァレンティーノ・ロッシが、デニス・ノエス記者の質問に答えた。以下が、その一部抜粋。
【何才まで現役でいたい?】
「去年、僕は“2014年の序盤6レースで将来を決める”って言ったじゃないですか。実を言えば、冬期プレシーズンテストの時から続けて行けるって確信してたんですよ。実に調子が良かったし、以前よりも速かったから。違いは、今のライバル陣の戦闘力が非常に高いと言う事ですかね。でも、ケニー・ロバーツの言う通りですよ…楽しめるうちは走っていられるって。年齢に関してはね、40才まで走れるんじゃないかって思ってるんですよ。」
【若い頃は、もっと自分の力を証明したがっていた?】
「確かに、10年前はもっと証明したがってましたね。勝利に飢えてもいたし、プレッシャーもあった。今はもう証明しつくしたから気持ちは落着いてます。ただ、このスポーツではリラックスし過ぎるべきじゃないから…危険でしょ。」
【ロレンソ選手が最大のライバル?】
「確かに、ストーナーとホルヘ(ロレンソ)が僕にとっての最大ライバルでしたね…ホルへの方がもっとそうかな…同じチームで、同じマシンに乗ってますからね。」
【現在はマルケス選手がトップだが…】
「マルク(マルケス)は一歩先んじましたね。集中力も高いし、迷いもなく、ブレーキングとコーナー進入口で最強ですよ。唯一、ホンダ機のポテンシャルを使いこなしてるでしょ…スライディングでね。残念ながら、ヤマハ機では不可能なんですよ…僕のマシンで、あの操縦を続けると問題が出るでしょうね。」
【ミザノ戦前にマルケス選手をタヴッリャの『ランチ』に招待したのは、ライディングをチェックしたかったから?】
「確かに僕から招いたんですが…エミリオ・アルサモーラ(マルケス選手の個人マネージャー)はあまり喜んでないらしくて。僕らがレースなんかしたら危険だろうって言ってたらしいですよ。」
【話は変わって…電制システムについては?】
「現在、電制システムの30%が以前のようなハイサイドやコントロールミスを防いでくれていて…そして、その70%がパフォーマンスを伸ばしてくれてるんです。この70%部分を取り除いて、安全のために30%部分が残ってくれればいいんですけどね。それから最大速度を下げることも必要じゃないかな…時速350kmなんて僕らには必要ないし、観客にとってだって何も変わらないし。直線コース終盤で時速30km落ちてくれたら、もっと競合いが出るんじゃないんですか…オーバーテイクがもっと簡単になって、数も増えるだろうから。」
【1996年デビュー年から色々と変化があったが、現在のモチベーションは?】
「変革がなされ…特に、最高峰クラスはそうですね。ブレーキ、タイヤ、電制システム等ね。今やパワー出力はよりソフトなものとなり、自信を持ってアクセルが開けられるようになった。ただ、もっと重要なのは僕が達成した事の方ですよ…つまり、人気ですね。世界中のファンから応援してもらえるって言うのは素晴らしいですよ。ファンの皆さんのお陰で、続けていられるんですから。」
(2014年07月15日Gpone記事参照)
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この人だったら40歳まで本当に走るかもしれない。
なにかイチローが「50歳まで現役でいたい」と話していたのと通ずるものがある気がします。