マルク・マルケス総合優勝『ホンダ技研社長にメカニックにするみたいに抱きついちゃった！！』2014茂木GP

『マルケス：一番難しい勝利だった』

★マルク・マルケスが茂木決勝戦を2位でゴールし、2014年総合優勝を決めた。なお、ホンダがホームである茂木サーキットで総合優勝を決めるのは初めて。ゴール後、マルケス選手は鎧武者から刀を受取り、黒とゴールドの祝勝ヘルメットを被って喜びのパフォーマンスを披露した。

★マルク・マルケスのコメント。
「端で見てたら、まったく簡単そうに見えてたと思うんです…多分、僕もいつもニコニコと嬉しそうにしてるし…でも、そんなんじゃなかったですよ。前の2戦でミスっての今回のレースだったから、プレッシャーを感じてました。ホンダ技研のイトー社長にも“君が勝つところを見るためだけに行くんだからね”って言われて。パルクフェルメでは、まるでメカニックにするみたいに（イトー社長に）抱きついてしまったんですが…嬉しそうでしたよ（笑）」

［下記写真はMediaset.itサイトより抜粋］



【序盤ラップは、いつものような切れがなかったのでは…】
「いつもの僕じゃなかったんで。第1コーナーで大勢に抜かれて、ちょっとギョッとしてしまって。その後はハードブレーキングの切れがなくて…WUの時みたいに無心で操縦できなかったんです…ミスってしまったらと思うとね。レース中盤以降は色々と良くなっていって、ヴァレンティーノ（ロッシ）を抜き、優位に立つ事ができました。ヴァレンティーノとペドロサ相手にレースをしてました…ホルヘ（ロレンソ）の事はまったく気にかけませんでした。」

【ゴールした時の心境は？】
「どうしても現実の事とは思えなくて…去年は何周か考えながら走ってたんですが、今年は最後までヴァレンティーノに注意を払ってなければならなくて。」

【2連勝…】
「去年は素晴らしかった…でも、今年の方が難しかったです。2013年はプレッシャーはなくて、僕はルーキーだったし、上手く進めて行く事を学ばねばならなかった。（今年は）シーズン前半が完璧だったけど、後半はリスクを負いかねない状態だったから。ミスもしたし…でも学習しました。でも、今回のタイトルに関しては最後まで確信はなかったです。何が起きるか分からないものでしょ。」

【秘訣は？】
「1つだけじゃないですね…色々と組合わさった結果で生まれるリザルトもあるし。チームとホンダに…それから家族に感謝しなければ。僕が選んだスタッフらがそばに居てくれて、モチベーションを保たせてくれたんです。」

【冬期オフシーズンには腓骨を骨折していたが…】
「大勢から馬鹿者扱いされました…でも、トップに居る為にはトレーニングは必須でしょ。カタールでの優勝のお陰で自信がついて…あの瞬間に乗じていったんです。」

【世界選手権タイトルは4つ目となったが…】
「自分のやってる事を100％把握してないんですよ…複雑で。もっともっと勝ちたいって事しか分からないですね…これで充分って感じがないんです。」

【去年と比べ、どの辺が良くなった？】
「根本的には経験を積んだってところです。お陰でミスが減ったし、各状況に対応できるようになりました。それにホンダが僕のライディングの特徴に合ったマシンを作ってくれて…それで挽回できたミスもいくつかありました…例えば、ブレーキングとか。各サーキットの手がかりが得られ、コツが掴めたのも役に立ちました。」

【シーズン全勝できなかったのは残念？】
「ミスしたからこそ学べるし、だからこそ細心の分析を行なわなければならないんです。18レースもやったら、遅かれ早かれ何かが変な方に行ってしまうものでしょう。ミザノ戦では自信過剰になってしまっていたし、アラゴン戦では僕にとっては初体験だったし。」

【ロッシ選手の記録に並ぶんじゃないかと言われてるが…】
「どうでしょう…シーズンの間、何が起きるか分かりませんから。キャリアを通じて一番難しい事は、常に高いレベルを維持する事でしょ…浮き沈みのないように。記録は僕にとっては重要ではありません…僕の中の夢は既に叶ってるんだし。」

【数年前、二重にものが見えてしまい、レース引退の危機もあったが…】
「あれは長い5ヶ月でした…6〜7人の医師の診察を受けたんですが、誰からもはっきりした診断は得られなくて。家族に支えてもらったのが大きかったです…モトクロス用バイクに乗ってみようとした時があったんですが、無理でしたね。その後、手術を受け、良くなっていって。良い勉強になりました。今を大切にしなければならないと言う事でしょ…先の事は分からないんだから。」

【弟アレックス選手もモト3で総合優勝できるかも…】
「プレッシャーは絶対にかけたくないんです…まだ18才で、本当に自慢の弟なんです。僕は自分の夢は叶えたし、残りの3戦では弟を支えて、夢を叶えてあげたいです。」

【ヴァレンシア最終戦で2クラス同時参戦を真剣に考えたことはないの？】
「考えましたよ…でも、やらないでしょ。越えてはならない限界ってあるでしょ…モト2クラスで走って、格好わるい事もできないし。モト3の方なら…もしかしたらね（笑）。」
（2014年10月12日Gpone記事参照）

あの〜相変わらず、どうでも良い話なんですが…
下の写真の右端にいる眼鏡の女性スタッフさんがですね…
イタリア衛星TV『SKY』のインタビューを受けた時、この祝賀Tシャツを後ろ前に着てたんですよ。
で、慌てて、TVカメラの前で脱いで、着直したもんですから…ちょっとドキドキしてしまいました。
いや…下にユニフォームを着てたから、別に素肌をさらしたわけじゃないんですが…

［下記写真はMediaset.itサイトより抜粋］

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