マルケス『ロッシが批判し続けるなら、僕が悪かったって思ってしまいそう』2016カタールGP

『ロッシvsマルケス：武装したまま休戦』

★3月16日、カタールGP会見でマルク・マルケスが次のように語った。

「今年はあらゆる面でより熾烈で、難しそうですよね。うちはタイトルを狙っていくし、昨年の経験を活かし、ヴァレンシア最終戦まで戦いぬくつもりです。競争も激しくなりそうでしょ。全てにおいてけっこう厳しいですよ。ドゥカティが一歩前進してきたし、スズキも速いし。世界選手権にとっては良い事ですけどね。」

【今年のタイトル争いに向け…】
「僕の経験も増えたことだし…でも、人間って言うのは、唯一、同じ過ちを二度繰り返す動物だから。」

【F1のセナ＆プロストのライバル関係と比較して…】
「これまでのモトGPを見ると、時にはたった1人のライバルを抜こうと頑張ることもあるじゃないですか。でも、僕は違うんで。僕には20人のライバルがいて、僕の目標であるタイトルを獲得するにはその全員を抜かなければならないんです。」

【新たに導入された審判団『Stewards Panel』について…】
「それが良いか悪かいは、実際に何か問題が起こってみないと何とも言えないです。結局のところはサッカーと同じで、判定に満足する者とそうでない者が出てくるんだし。」

【数日前、ロッシ選手が『マルケスに裏切られた』と言っていたが…】
「分かりません。彼に訊いてください。僕はもう、その話題に関心を持たれるような事を言う気はないんで。」

【今季からタイヤはミシュランとなり、電制システムもワンメイクとなるが…】
「あらゆることが難しくなるでしょう。特に予選ですね。もっと集中するようにしていかないと。」

【冬季テストは…】
「容易ではなかったです。結果を見ての通りね。でも、コンスタントだったし、ずっと改善してこれたってところが重要ですから。ここカタールのテストで一歩前進し、接近できたんですよ。でも、いまだにここでは苦戦してますが…うちにとっては一、二を争うぐらい不向きなコースなんで。
でも、開幕戦への期待感って言うのは、いつもそう言う気持ちの上を行きますから。最高の形に仕上げられるよう頑張ります。色々と変わった点も多いし、上手く合わせていって、レースウィークエンドにはちゃんと全て機能するよう理解していかないと。開幕戦に向かっていくって言うのは本当に良いもんだし、面白いですからね。この後はアルゼンチンでしょ。もっと進んで行けば、違いも見えてくるだろうし、自分達のレベルも分かってくるでしょう。」

【ロッシ選手について…】
「ヴァレンティーノ（ロッシ）がいまだにああしてベラベラと喋り続けてたら、『本当は僕が間違ってた』って僕まで納得してしまいそうですよ。」

（2016年03月16日『Gpone』記事参照）
（2016年03月16日『AS』記事参照）
（2016年03月16日『Moto.it』記事参照）

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