『モルビデッリ:ライドスルーより20秒加算の方が良い』
★3月20日(日)、カタール開幕モト2レースで8名がジャンプスタートし、6名にはライドスルーが科せられたものの、2名(フランコ・モルビデッリ、サンドロ・コルテーゼ)はレース終盤にタイムに20秒加算と言う処罰が下された。
★フランコ・モルビデッリは最終ラップ最終コーナーまでモト2初優勝を目指したものの、最終的に2位でゴール。
パルクフェルメに向かう途中、ジャンプスタートによるペナルティとして20秒加算を告げられた。
★モルビデッリ選手のコメント。
「冬期オフシーズンでは本当に苦戦してしまい、正直なところ、理由が分からないんです。来年に向け、なんとかしていかないと。ただ、重要なのはレースの方なんですけどね。予選では好タイムを出せ、しっかりした足取りで始められたんで満足してます。日曜のレースでも最大限のプッシュができたし。」
【スタートでは、正確には何が起きたの?】
「実は、ちょっと理解しづらい話で。他の選手が飛び出して行こうとしたのを見て、僕も動いてしまったんです。いずれにせよ、何かがあったなとは分かったんですが、何周走ってもペナルティ(ライドスルー)表示に僕のゼッケン番号が出ないもんだから。」
【20秒加算は痛かった…】
「多少は。まさかレース後にペナルティが出されるとは思わなかったんで。当然、判定は正当なものだから。ミスを犯したんだから、罰せられて当然です。」
【スポーツマンシップとプロ根性でもって、さらりと受け止めた…】
「こう言う姿勢なもんですから。とにかく、判定結果は受けれいないと…正しい判定ならば特にね。今回は、ミスを犯したのは僕なんだし。結局のところ、20秒加算の方がライドスルーより良かったと思うしね。」
【本当に?】
「ええ。何も知らずにいて、最後に聞かされたおかげで、最大プッシュができましたから。これがライドスルーをして、集団の最後に付いて、一から始めなければならなかったとしたら、苛ついてしまっただろうし。」
【結局、チームメイトの弟マルケス選手(※転倒リタイヤ)よりも好リザルトでだったが…】
「もちろん、チームメイトって言うのは一番のライバルなわけだけど、アレックス(マルケス)のことは残念でしたね。ただ、今週末の自分自身の出来については満足してます。ポジティブスタートでした。」
【今回のパフォーマンスで自信がついた?】
「ええ、けっこう。だって優勝争いができたんですから。まぁ、タイトルまではまだなんとも言えないけど…4〜5戦終えてみないことにはねぇ。でも、優勝を目指せるって言うのは確実でしょう。」
【ペナルティは置いておいて、ラスト3週をやり直せるなら…?】
「多分、ラスト1周前でもっとプッシュするかなぁ。そこが唯一、改善すべきところだったと思うんですよ。(トーマス)ルーティのスリップに入る度に、物凄い速さだってことが分かったんで。」
(2016年03月22日『Gpone』記事参照)
このジャンプスタート事件…
なぜ処罰が一貫されなかったのか?
レースディレクターの釈明は、こちら。
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この発言って裁定の差によってレース結果が有利に働いたっていってるよな。なんだかなあって感じだよね。今後はこういうのが起きないでほしいよ。
まあ機械の故障だから時間がかかったのはしゃーない。けど、リンスもロウズもランドスルーにかかった時間は20秒以上なんだよなぁ。そしてナカガミ選手が飛び出しじゃないと思うって言ってるのも気になる。