ロッシ『優勝争いは4人で…』2016ブルノGP

『ロッシ：今の予選は運が必要。優勝争いは僕ら4人』

★8月20日（土）、ブルノGP予選で6位だったヴァレンティーノ・ロッシ（ヤマハファクトリー）が、次のように語った。
「今日はそんなに悪い日ってわけじゃない…マシンの作業もかなりこなしたし。ただ、あいにく予選が悪かったですね。自分のリズムやポテンシャルには満足してます。新タイヤではかなり速かったんで。理想タイム（※各セクターの最速タイムの合計）では3位だったし…つまり、ファーストローも夢じゃなかったわけで…あいにく、チームメイトの近くになってしまいますけどね。でも、柔らかめタイヤでの僕の好ラップも悪くはなかったんじゃないのかなぁ。1回目は本数の都合で固めを使ったんですが、渋滞に遭遇してしまって。いまや全選手がラストラップで待ち伏せしてるから。ちょっと運も必要なんですよね。」

【最後のタイムアタックでマルケス選手に後追いされてしまったが…】
「あいにく、1回目のタイムアタックも2回めも成功しなくって。でも、ペースが良いなら2列目スタートでも表彰台は狙えますから。ただ、難しくはなりますけどね。明日の天気がどうなるか、様子を見てみないと。ドライになってくれるかどうか…皆が言ってるように、今日より気温が低くなるものなのか。そうなると、フロントタイヤには厳しくなるでしょうね。どのタイヤを選んでもリスクがあるから。その場合は、誰が何を選ぶか…ですよ。レースに合うのを選べたら良いんですけどねぇ。」

【レースでライバルは？】
「ロレンソとマルケスが、パフォーマンス的には同格ですね。ロレンソはここではいつも強いが、FP4でマルケスがユーズドタイヤを履いてた時のペースもかなり強かったし。だから、マルケスもペースはありますよ。それから、イアンノーネでしょ。今のところ、この4人で優勝争いをすることになるでしょう。ただ、コース・コンディションがどう変わっていくかも見てみないと。もし今夜雨になったら…もし気温が下がるようなら、全て変わってしまうだろうし。」

【もし雨が降ったら？】
「雨になったら、何もわかりません。雨で一度も走ってないから。ここは特殊なコースで…ドライでさえグリップが少ないんで、雨だと更に悪化するでしょう。だから、誰が絶妙のセッティングを上手いこと探り当てるかが見ものなんですよ。雨になったら、確実にドヴィツィオーゾも優勝争いに加わってくるだろうし。いずれにせよ、優勝争いは常に例の4人ですけどね。」

【ドゥカティ機はオーストリア戦のように高い戦闘力になりそう？】
「ドゥカティにとって、オーストリアでの状況とは異なるでしょうね。あそこではけっこうなマージンをコントロールできてたから。でも、イアンノーネは好調そうですよ。ユーズドタイヤでのペースも良いし、本当に良い操縦をしている。明日は表彰台争いをしてくるでしょう。」

（2016年08月20日『Motorsport.com』記事参照）

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