『バルダッサッリ:なぜVR46を辞めたのか?』
★3月8日、カタールGPモト2クラス決勝戦でロレンツォ・バルダッサッリ(Flexbox HP 40)が2位だった。
★バルダッサッリ選手が同レースの数日後、次のように語った。
【カタール戦では惜しくも2位となってしまったが、残念に思っている?】
「技術スタッフが全員新しくなったチームだって思えば、とにかく、良い出だしでしたけどね。もうね、新しいことだらけだったから。僕のチームは各担当者が代わってしまって…僕の希望でそうなったわけではないんですけど。
他のチームに引き抜かれたスタッフもいたし、他の理由で辞めてしまったのもいたし。だから、タイヤ担当からチーフメカニックまで、全て新しい顔ぶれだったんです。
冬季テストで、お互いのことを分かり合うようにして、なかなか良い仕事ができたし、しっかりとしたベースを見つけることができました。」
【バルダッサッリ選手は昨年末にVR46ライダーズアカデミーを脱退していたけど、それはなぜ?】
「これまでとは違う方向に行く必要を感じたんです。去年はシーズン序盤は絶好調だったけど、その後、ふるわなくなってしまい…自分の周囲に目をやった時、何かが足りないって思ったんですよ。
全て順調に行ってる時は問題ないけど、苦戦してきたら何か違うものが必要なんだって気づいたんです。
VR46に自分の未来があるとは思えなかったんですよね。これまで本当に良くしてもらったけど、でも、あそこでの僕の行程はもう終わったって感じたんです。」
【それで、どうしたの?】
「ちょうどVR46アカデミーとの契約が切れる頃で、6月末までにどうするのか決めなければならなかったんです。それで、もうこれ以上、ここに僕の居場所はないと思ったんで、ヴァレンティーノ(ロッシ)にそう話してみました。」
【難しい選択だった?】
「脱退を決める前にヴァレンティーノや他のVR46スタッフと話したんですが、僕の方ははっきりしてました。そうしたら、僕の気持ちは分かったし、好きにして良いと言ってもらえたんで…だから、揉めたりはしなかったですよ。」
【もっとプロジェクトの中心に据えてもらいたかったと言うこと?】
「そうですね。あそこは人数が多すぎて、僕が入り込む余裕はないって思えたんですよ。それで、自分はトラックの中でも外でも一歩前進しなければならないって感じて。
リスクを取って、1人でやってみることにしたんです。」
【VR46アカデミーはプラス面が多いから、脱退するのはキツかったのでは?】
「簡単ではないですよ。家族や、今、マネージャーをやってもらっているシモーネ・バッティステッラさん(※ドヴィツィオーゾ選手も担当)に支えてもらい、なんとかやれたって感じで。
バッティステッラマネージャーとはVR46アカデミーに入る前からの知り合いで、当初、一緒に組んでやってみようかって言ってたんですが、そうこうしている内にVR46のプロジェクトが持ち上がって、そっちの方に決めてしまったんです。」
【後悔している?】
「いえ、ぜんぜん。こう言う風にしたことにより、今シーズン、どんな結果になるのか興味津々ですね。」
Baldassarri: "Nella VR46 non c'era più spazio per me, ho rischiato": "Avevo bisogno di una svolta, ne ho parlato con Valentino e mi ha capito. L'anno scorso si erano sommate tante difficoltà e non avevo retto, ora sono più maturo" https://t.co/VyMv2MoydA pic.twitter.com/newXZaryzh
— gpone.com (@gponedotcom) March 17, 2020
(参照サイト google 翻訳:『Gpone』)
バルダッサッリ選手のカタールでの2位が、どれだけ重要だったかって話は有料閲覧『note』で!!
VR46の現状を知るうえでなかなか興味深いコメントですね
大所帯になればそれなりの問題も出てくるわけで、ましてや血縁関係のルーカが居る事情もある
バルダッサッリにとってはチーム変わっても速さを証明したわけだし