『2021年ライダー・ラインナップ考察』
★ジョヴァンニ・ザマーニ記者(イタリア衛星放送『SKY』レポーター)が各モトGPチームの選手ラインナップについて、自身の考察を以下のように綴った。
・ホンダファクトリー(マルケス100%、エスパルガロ90%)
RC213V機で勝てる唯一のライダー(マルク・マルケス)を確保すべく、異例の4年契約を果たしたホンダの手腕はたいしたものだ。
長期に渡る契約には不安要素もあり、ライダー側は特にそうだろうが、モトGP業界の敏腕マネージャーらによれば、マルケスが途中で契約破棄できる条項が付いている可能性はあると言う。
そしてスペイン国内では、マルケス兄弟のマネージャーであるエミリオ・アルサモーラがアレックス・マルケス放出を事前に知らされていなかったとしたら、兄マルクの契約破棄が現実化するのではないかと取り沙汰されているのだ。
ホンダのアルベルト・プーチ(チームマネージャー)は、ポル・エスパルガロと交渉中であることを一度も否定しなかった。
一方、KTMではエスパルガロを残留させるべく、契約の期間延長や金額引き上げ等で交渉をしているが、ホンダへの移籍はもはや確実と言っていいだろう。
・ホンダLCR(弟マルケス90%、ナカガミ90%、クラッチロー10%)
今のところ、カル・クラッチローもタカアキ・ナカガミも進退が明らかになっていない。
ただ、アレックス・マルケス加入に向け、クラッチローが放出されるだろうと見られている(クラッチローには既にその旨申し渡されていると言う証言もあり)。
なお、アレックスが加入した場合、ファクトリーのサポート100%のマシンが提供される模様。
ナカガミは日本人であると言うこと、また、近年の明らかな成長ぶりから残留できる模様。
・アプリリアファクトリー(アレイシ・エスパルガロ100%、イアンノーネ100%(無罪の場合)、ペトルッチ&クラッチロー?)
アレイシ・エスパルガロは既に2年契約を更改済みである。
アンドレア・イアンノーネに関しては『TAS(スポーツ仲裁裁判所)』の判決次第で、18ヶ月の活動停止が無効とされた場合は2021/2022もアプリリアと契約更改することとなる。
しかし、無効とされなかった場合(なおかつ、『WADA(世界ドーピング防止機構)』の求刑通りに4年間の活動停止となった場合)、アプリリアはダニーロ・ペトルッチおよびカル・クラッチローと交渉を始めるだろう。
[ ドゥカティ編に続く ]
(参照サイト google 翻訳:『Moto.it』)
(Photo:Instagram)
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