『ドヴィツィオーゾ:ダッリーニャと上手くやるには反論してはいけない』
★アンドレア・ドヴィツィオーゾが1月9日、ついに沈黙を破り、ドゥカティ時代の不満を語った。
【以前、ジジ・ダッリーニャ氏が『2019年中盤、私のオフィスでミーティングが行われた際、双方とも継続は無理だと悟った』と言っていたが…】
「あれは確かテクニカルミーティングのはずだったんですよ。色々と案が出ていて拮抗していたので、エンジニア全員と一緒に話し合いをしようってことになったんです。
テクニカルミーティングとして始まったものの、だんだん僕とジジの果し合いみたいになっていって…正確には、なんて表現していいのか分かりませんけどね。
ジジは攻撃されたと感じたみたいで…あの時、ジジが門戸を閉ざしたんだと僕は思ってます。黙って、扉を締めたんですよ。」
【それ以降、亀裂は広がるばかりだった…】
「そうした決断をしたのは、ジジだけなんですよ。ドゥカティの決断のように言われているが、そんなの大嘘で…ジジが入って来て以来、全ての決定は彼が下していたんです。
2017年にマルケスの代わりにロレンソが入ってきたのもそうです。2016年初め頃、マルケスを獲得できそうだったんですが、ジジがロレンソの方にしたんです。」
【ここ数年、ダッリーニャ氏との関係は穏やかなものではなかった?】
「ジジと上手くやろうと思ったら、反論してはいけないんですよ。僕は自分なりの意見を通そうとしたんで、対立してしまったんです。
ドゥカティ選手と言うのは、常にプレッシャーがつきまとうんですよ。物事が順調に行ってるうちはOKだけど、間違いを犯した途端、大変なことになってしまうから。
リラックスなんてしてられないんですよ。」
【では、2020年シーズン中、ダッリーニャ氏との関係は?】
「ゼロでしたよ。ただ、それまでの数年だって…30%ってとこですかね。それ以上の関係はなかったです。
ロレンソが移籍して来て以降…いや、ロレンソが居たからと言うわけではないですね…2017年以降ずっと、僕が反論し続けたせいで、うちのチームはちょっと孤立してしまってたんですよ。
もうマシン開発のために話し合うこともなく、何があったかをコメントする程度で…2017年以降は、もう腰を据えてじっくり話し合うようなことはなかったです。いや、僕の方からフィードバックは出してましたね。それをジジが最適な形で取り扱っていくような感じで…F1みたいな感じですよ。チームの作りはそんな感じで…エンジニアも多いし、多くの事柄を取り仕切っていたし。
他のメーカーと比べ、ドゥカティはそう言うことが上手いように思いますね。だからこそ、高い競争力で戦えていたんですよ。マシンの方は、全体的にそうではなかったにもかかわらずね。マシンを俯瞰して見ると言うことがなかったから。」
【ところで、マルケス代役の可能性については?】
「どう言う提案がなされるものか、様子を伺っているところです。なにか話があれば、こちらはこちらで考えがあるんで。」
【とりあえず、モトクロスのレースが控えてるそうで…】
「(モトクロスのレース日程を)チェックしてます。冬期テストのために、レース参加を諦めたくはないんでね。」
Dovizioso: "Per andare d'accordo con Dall'Igna non devi contraddirlo": "È Gigi a prendere tutte le decisioni in Ducati, compresa quella di puntare su Lorenzo invece di Marquez. Dal 2017 non abbiamo più parlato per sviluppare la moto" https://t.co/TlLW4G2Vfo pic.twitter.com/2XD3ZjuG7r
— gpone.com (@gponedotcom) January 9, 2021
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)
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ジジとの関係、ロレンソの方はどうだったのか気になりますね。
ロレンソはドヴィよりも言いたいことズバリ言いそうな気がしますが。。
なるほどね、経験が豊富で分析力のあるライダーとは折り合いが着きにくいから若い延び盛りの吸収力(この場合=人の意見を良く聞く)のあるライダーで布陣するわけなんだろうね。
ワンマン率いるプロ集団ってことなんだ。
そらドビは出で正解だよ~今までもストレスだったろうな、ご苦労様でした!
けどまああのままロレンソ続けてたら目論見通りだっただろうし…判断が間違ってたとも言えないと思う。
一方の言い分だけを信じてはいけない。ドヴィのいつも口を開くたび誰かを悪者扱いしているから。イアンノーネ、ロレンソ、最近ではペトルッチにジジ。
ホルヘとジジの蜜月期間の17~18年にドビ推しだったのが例のCEOでしたね。
ジジは昨年ホルヘに復帰話持ちかける位、ホルヘ推しだったのは違いないけど、ちょっとドビの嫉妬心もプラスされているような気もする。
同僚問題が難しいのは分かるけど、ホンダのケーシーダニマルクや17~18年ヤマハのバレホルヘ、またはあのまま19~20年ドビホルヘのドカ観てみたかった。
本当に移籍問題はライダー人生の分岐点なんだねぇ。
ジジにとってはロレンソこそが一番望んだライダーだったのでしょう。
ロレンソドカ離脱後も何度も戻れるように動いていましたし。
ドビィはジジの望むライダーではなかった、ただそれだけだったということだと思います。
ただ、ドビィは人を悪く言いすぎだと感じますね。
ドゥカティ在籍時代、ドヴィにとってダッリーニャ氏は上司で現場のマネージャーなわけで、マネージャーの立てた計画にマッチしないものは、プロジェクトから外されるのは当然だと思いますけどねぇ。
ドヴィに優勝やタイトル争い実力があっても、ダッリーニャ氏が思い描くチームに必要なライダーではなかった、それが全てだと思います。
ドビは、対マルケスで一番近い男とされたが、その差はだいぶあった。タイミングでそうなっただけで、ロレンソや全盛期ロッシよりはかなり下。クレバータイプとされるが、謙虚になれず他者を攻撃する様はかなりイタイ。
確かに一方だけの言い分を聞いてはいけない典型かな
ジジがDUCATIに加入する前年からの劣悪な体制をドヴィは知っているわけで建て直した辣腕振りもわかっているはずだけど、今は憎悪しかないのだろう
ジジと組んで4年目にロレンソが移籍してきてから関係にヒビが入り出した感じかな
その後でドヴィがHONDAと接触を図ったのを思えばDUCATIの去り時だったけど上手くいかなくて悪化を辿ってしまったのが真相
どちらが悪いというよりドヴィとジジにとって7年間は長過ぎたのだろうね
>2016年初め頃、マルケスを獲得できそうだったんですが、ジジがロレンソの方にしたんです。
これホンマなんか?
マルケスが断ったり双方で折り合いがつかなかったらまだしも、ジジが断ったのならドゥカで首にされても仕方ないくらいの大失態でしょ!