ドビツィオーゾ『ヤマハ機が僕向きかどうかは2022年末に分かる』サンマリノ＆リビエラ・ディ・リミニGP

『ドヴィ：ヤマハ機が僕向きかどうかは2022年末に分かる』

★9月17日、サンマリノ＆リビエラ・ディ・リミニGPでアンドレア・ドヴィツィオーゾ（ヤマハ・ペトロナスSRT）がFP1で24位（最下位）、FP2で21位だった。

★ドヴィツィオーゾ選手は事前テストなしで、いきなりヤマハ機（2019年版）を使用し、ＦＰ1はドライ、ＦＰ2はウェットコンディションだった。

★ドヴィツィオーゾ選手のコメント。

【8年間乗っていたドゥカティ機から、ヤマハ機への乗り換えはどうだった？】
「これぐらい苦戦することは覚悟してたけど、とにかく、やると決めたことなんで…実戦だと作業スピードも上がりますからね。今週末を乗り越えたら、火曜〜水曜日のミザノテストに役立つでしょ。」

【ヤマハ機の感触は？】
「けっこう不思議な感じですね…乗り慣れてたマシンとかなり違うんで。まず、一番に調整しなければならなかったのはシートポジションで、まだしっくりこないんですよ。プッシュしようと思ったら、きちんとさせないと。
とは言え、良い感触のエリアもいくつかありますよ。ただ、手を入れる箇所も山ほどありますけどね。今すぐ出来るところもあれば、無理なところもありますね。」

【なぜシートポジションの調整が、そんなに難しいの？】
「ヤマハ機は大きくて長いじゃないですか…モトＧＰ機の中で一番大きくて長いから。
僕は背が低いからきちんとハンドルに届かないし、ギアシフトやリアブレーキの操作が大変なんですよ。」

【2012年にヤマハテック3から参戦していた時のマシンと比べて、どう？】
「細かい話をするのはちょっと時期尚早だけど、当時のマシンに似ている箇所はけっこうありますよ。驚きませんけどね…日本人のメンタリティは良く知ってるんで。
ただ、まだ始めたばかりだし、今はまだ、ひたすら操縦してるだけだから（笑）。ライディングポジションを突き止めるのに、格闘している最中ですからね。でなければ、もっと速く走れてたでしょう。
今のところ、諸々を1つにまとめ上げることができないんですよ。通常、こう言う作業は最終戦の後のテストでやるようなことだから。」

【『ヤマハ機は僕向けのマシンだと思う』と言っていたが、実際に乗ってみて、やっぱりそう思った？】
「ドライの時は首位と2.5秒差で、大まかなことしか掴めなかったんですが…問題点と言うのは、限界ギリギリの操縦をしない限り出てこないものだから。
僕向けのマシンかどうかについては、2022年のシーズン末になって初めて確認できるでしょう。結局、重要なのはリザルトなんだから。
以前も言ったように、僕はチャンピオンシップで戦うために参戦してるんです。今回、このオファーを受けたのはヤマハ機に乗ってみたかったからだし、実現して本当に嬉しいですよ。」

【とりあえず、ヤマハ機の第一印象は？】
「この程度のタイムで何を言っても、あまり意味はないのだけど…ただ、大曲コーナーに入っていく時の感触は良かったですね。つまり、アスファルトの上をどんな風に走っているのか、マシンから全て伝わってくるんですよ。」

【直線コースではドゥカティ機の馬力が恋しかった？】
「もうアプリリア機の方に慣れてましたからねぇ…そう言う意味では、アプリリアはヤマハとドゥカティの中間って感じなんですよ。
ピットレーンから出た途端に分かることもあれば、シートポジションのように走り込まないと分からないこともあるんですよねぇ。」

Dovizioso: "Yamaha è la moto per me? Lo diranno i risultati a fine 2022": "La M1 è lunga e grande, mi servirà del tempo per trovare la mia posizione in sella e spingerla al limite, a quel punto capirò i problemi" https://t.co/TewSWfgELS pic.twitter.com/gFJVDEtVLF

— gpone.com (@gponedotcom) September 17, 2021

（参照サイト：『Gpone』）
（Photo：Instagram）

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