『ザマーニ:マルク・マルケスは以前の状態に戻れるのか?』
★1月10日にホンダHRCが2022年シーズンに向けてのオンライン会見の日時や参加選手を公表したが、マルク・マルケスが同会見に参加しないことから、再び容態について疑念が浮上している。
★1月10日、ジョヴァンニ・ザマーニ記者(イタリア衛星放送『SKY』レポーター)が、以下の考察記事を公開した。
《ファンの間で囁かれている疑問の中で、現在、もっとも多いのは…『マルク・マルケスは、以前の状態に戻れるのか?』であろう。
しかも、いまやそれがさらに高まっており…
なぜならば、今日、ホンダHRCが1月14日(金)午前11時にオンライン会見を開くことを発表したのだが、参加する選手はポル・エスパルガロ、アレックス・マルケス、タカアキ・ナカガミの3名だけで…
マルク・マルケスは、相変わらず今シーズンに向けての回復と準備に専念すると言うことなのだ。
とにかく、疑念が晴れないのである…マルク・マルケスは、本当に以前のように戻れるのか?と言う疑念が。
個人的には、戻れると思っているし、そう願っている。
2021年には山のような問題を抱えながらも、実力の高さを大幅に見せつけていたのだから。しかも、身体的に100%の状態とは言えないなか、最強の走りを見せてくれていたのだ。
以前のような爆発的な走りではなかったかもしれないが、それでも、1年間欠場している間にガラリと様変わりしてしまったモトGPクラスで、指標ライダーとしての走りを見せてはいた。
とにかく、現在のマルケスの容態がいかなるものであれ、おそらく、然るべき疑問としては…
『今後の状況は、マルケスにとってどのようなものになるのか?』ではないだろか。
つまり、『今後、どんな選手らと戦っていくことになるのか?』であり、『マルケスがモトGPで圧勝していた頃に比べ、レベルは上がっているのか?』であろう。
そこが疑念の最大ポイントなのだと、私は思う。
では、年齢などの数字データで検証してみよう。
例えば、モトGPを最後にフル開催できていた2019年にマルケスは26才で、最年長はヴァレンティーノ・ロッシの40才だった。
そして、この年のマルケスのメインライバルは33才のアンドレア・ドヴィツィオーゾであり、参戦していた23選手の平均年齢は27.52才だったのだ。
また、同シーズンが開始した時点で、モトGPでの優勝経験がある選手は8名で、メーカーは4社だった(スズキに関しては、最後に優勝したのは2016年だったが…)。
2022年、マルケスは29才となり、最年長選手は36才のドヴィツィオーゾで、参戦する24選手の平均年齢は26.79才となる。
つまり、タイトル争いにおけるマルケスのライバル陣は、彼よりかなり年下になるのだ。
しかも、シーズン開始時点でモトGP優勝経験がある選手は12名となり、メーカーはKTMが加わって5社…唯一、優勝したことがないアプリリアもマーヴェリック・ヴィニャーレスのような最速選手を迎え、戦闘力は大幅に上がっている。
こうした数字データに他の要素も加えて考えると、2022年のチャンピオンシップはレース優勝が可能な選手も増え、2019年よりも遥かにレベルが上っていると言えるだろう。
例えば、2019年はファビオ・クアルタラローやフランチェスコ・バニャイア、ジョアン・ミール、ミゲル・オリヴェイラは未経験のルーキー選手だったし、フランコ・モルビデッリもまだまだ経験は浅かった。
そのうえ、2019年のホンダRC213V機も決してベストマシンとは言えなかったものの(最良レベルではあったが)、現在は明らかにドゥカティや他メーカーよりも劣っている状態である。
これら諸々を考慮するならば、マルケスの容態を別にしても(少なくとも、関係者以外、いまだ確かなことは分かっていないが)、今年、マルケスが2019年のような圧勝を遂げるのはかなり困難だと言えるだろう。
なにしろ、2019年のマルケスは420ポイントを獲得し、総合2位のドヴィと151ポイント差。12勝し、2位が最低リザルトと言う快挙だったのだから。
そう言う意味からすると、マルク・マルケスはもう以前のような状態には戻れない…と言うことになるのだろう。》
(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Instagram)
ホンダがどの選手にも乗りこなせるようなマシンを作っているようだって話は、note『2021ヘレステストまとめ』でどうぞ!
マルケスって、ほんとバケモノみたいな選手である事は間違いない。好きになれないけど…。
個人的にはバニャイヤ、クアルタラロなど若手に頑張って欲しい〜
どんな選手であれ辞めるタイミングがケガとかはやはり可哀想。悔いが残ったまままだ先の人生の方が長いんだし
どんな形であれ走りきった結果引退を選ぶって形になってもらいたいな
まずはいい方へ回復する事を願います
え?え定例のモータースポーツ参戦体制発表会にオンラインでも出ないってどういうこと?
それは河合奈保子も心配するわ(・∀・)