MotoGP

クアルタラロ『もう失うものは何もない…限界プッシュするのみ』2022マレーシアGP

『クアルタラロ:もう失うものは何もない…限界プッシュするのみ』

★10月16日(日)、オーストラリアGP決勝でファビオ・クアルタラロー(ヤマハファクトリー)が転倒リタイアした。これにより、総合2位に落ちた。

★10月20日(木)、マレーシアGPの木曜会見でクアルタラロー選手が、いつも通りの笑顔かつ穏やかな対応で次のように話した。

「ここ最近のレースはそれほど楽しめてはいないけど、でも、もうそう言うことは考えるべきではないでしょうね。とにかく、限界ギリギリのプッシュをしていかないと。
考え方はけっこう変わりました…失うものは、もうないんですから。とにかく、最初から最後まで最強の走りをすることだけを心がけなければ。」

【考え方が変わったと言うのは、具体的に言うと…?】
「これまではマシン改善のため細かい箇所にのみ手を入れてたんです…ペース自体は常に良かったもんですから。ところが、レース本番では苦戦してしまうんですよ。
これからは、今も言った通り、失うものは何もないんですから…色々と試していかないと。セッティング面に大きな変更を加え、レースでも速さを維持していけるようにね。」

【総合順位でフランチェスコ・バニャイアに抜かれる可能性があると思っていた?】
「シーズン後半、僕は酷いことになってしまっているけど…でも、仕方がないですよね。
結局、シーズン前半は僕がひたすらポイントを稼いでペッコ(バニャイア)のことを引き離し、その後、ペッコが同じことをして僕を引き離していったわけで…。
残りの2戦は、とにかくポイントを稼ぐことだけ考えないと。」

【ヤマハ機にとって、セパンのコースはどうなの?】
「2019年は第4セクターで苦戦してたけど、基本的にここでは楽しめるんですよね。好きなトラックの1つです。
できるだけ予選で好結果を出すよう頑張ります。そこが鍵になるんで…とにかく、ペース自体は常に良いんですから。」

【ヤマハ機の限界点については?】
「各エリアに問題を抱えています…エンジンだけじゃないんですよ。何が必要か…毎回毎回言い続ける必要なんてないでしょ。
ミザノテストでは2023年版エンジンが改善されていることが分かったんで、次は車台の方も一歩前進できればと思ってます。」

【バニャイア選手は他のドゥカティ選手らの支援を受けられる可能性があるが、貴方は孤軍奮闘していて…なぜフランコ・モルビデッリは苦戦し続けているの?】
「僕には、なんとも言えないです。多分、フランコは2019年版と2022年版の違いに苦労しているのかもしれません。ただ、実のところ、そんなに違いはないんですけどね。
確かに苦戦はしているけれど、具体的な理由は僕には分かりません。僕に好タイムが出せるなら、フランコにだって出せるはずなんですが…。
だから、何度も手を貸そうとはしてみたんですが、でも、大きく改善されないんですよ。」
(※各セッションで頻繁に、クアルタラロー選手はモルビデッリ選手のことを引っ張っている。)

(参照サイト:『Moto.it』)

クアルタラローは勝てる操縦ができるセッティングが見つけられないって話は、note『2022 タイGPまとめ』でどうぞ!

POSTED COMMENT

  1. Q より:

    逆転されて顔つきがいい意味で変わったね!
    これなら大丈夫!いけるぞファビオ!

  2. 元草レーサー より:

    最後まで戦う姿を見せて欲しい、そこに共感が生まれると思うので、

  3. うに より:

    天候のせいで何かが起こりそうな感じになってきた。

    クアルタラロはリスクを取りつつ、冷静にリラックスして行って欲しい。

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