『ブラドル:ホンダにはドゥカティのような度胸がない』
★2022年シーズン序盤、マルク・マルケス(29才、ホンダファクトリー)は右上腕骨の4回目の手術を受け、その後、6戦欠場した。
シーズン終盤はやや調子を上げ、茂木GPでPPを、オーストラリアGPで表彰台(2位)を獲得していた。
★ホンダのステファン・ブラドル(モトGPテストライダー)が12月末、『Speedweek.com』のインタビューで次のように話した。
【マルク・マルケスの調子はどう?】
「マルクは、もう30才で…本人としては、まだ2〜3年は充分やっていけると判断しているようです。
何回も言っていたように、勝てるマシンを希望していて…(4回目手術の直前に参戦した)ムジェッロGPでも、そう言ってましたよね。
11月のヴァレンシアテストの際、マルクとしてはマシンが大きく進化しているようには感じ慣れなかったようなんです。
上腕部を4回も手術したのだから、やはり、自分の身体のことは良く分かっているのでしょう。だからこそ、ホンダに対して明確な措置を取ってくれるよう求めているんですよ。」
【明確な措置と言うと…?】
「マルクは現在のホンダ機で、自分の強みを以前のように活かすことができないんですよ。あまりにもリスクが大きいんです。長期的に見て、そんなリスクは負えないと言うことを本人が認識してるんですよ。
これまでずっと、アプローチの1つとして転倒も活用してきたけれど…もう若くはないのだから。そして、競争は激化しているのだし。
今は一歩後退して、もっとマシンに頼って走らなければならないんです。ただ、ホンダ選手は全員、転倒してしまっていたこともあったし、ランキング表を見ても、2022年のリザルトは極端なほど悪いものだったでしょ。(マルケスは)もっと戦闘力の高いマシンを求めてるんですよ。」
【では、ホンダはどのようにすれば…?】
「ドゥカティが度胸のあるところを見せてきたじゃないですか…下降デバイスやエアロダイナミクス等のモディファイを、コンスタントに投入してきてますからね。
ヤマハも(ホンダ同様)一歩立ち遅れてしまってますよね。ああ言う実験的な姿勢において、ここ数年、ドゥカティがしてきたように、ホンダが最前線に立ったことは一度もないんですよ。
ホンダには試してみようって言う度胸が、やや欠けているんです。」
(参照サイト:『Motorcyclesports.net』)
(参照サイト:『Automotorinews.it』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)
マルケスが「もし2015年のセパン戦に戻れるなら、(ロッシに対し)また同じことをする」って言った話は、note『ロッシ引退後の近況、ライバル陣の爆弾投下も…』でどうぞ!
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ガソリンタンクをエンジンの下に配置して、後方排気にでもしてみたらどうでしょうかw
マルクが来てから勝ち過ぎて、コンサバなマシン作りに慣れてしまったか。開発チームのマインドを変えないと。
DUCATIがやってることは度胸とはちと違うぞ
どのカテゴリーでも日本メーカーはグレーゾーンを攻める事はしませんね。
逆に欧州メーカーはどのカテゴリーでもグレーゾーンは攻めてなんぼ、黒と言われるまではセーフという認識ですよね。
だってマルケス一人いれば勝てたもん。試す必要がない。
93が初タイトルをとったときみたいにオフィシャルにもっと金をつかえばいい。
ここ10年のホンダライダーがプリミティブなものを好む傾向にあって、一方ドゥカティは新進気鋭の若手を起用してきたこともあり、各種空力パーツやエレクトロデバイスが受け入れやすかったこともあるでしょうね
今のV4motoGPマシンってもともとホンダコピーからはじめてたような。。。
過去の栄光を声だかに主張するのもかっこ悪いが、これまでmotoGP(&WGP)を支えてきた実績を忘れられるのも癪にさわるなぁ。。。
日本メーカーには意地を見せて欲しい!