ビニャーレス『2017年序盤まで、ヤマハはベストマシンだったのに…』

『ヴィニャーレス：2017年序盤まで、ヤマハはベストマシンだったのに…』

★5月中旬、マーヴェリック・ヴィニャーレス（28才、アプリリアファクトリー）が、Lluís Zúñiga氏のインタビューで次のように話した。

【貴方は2017年にヤマハファクトリーに移籍し、いきなり序盤5戦で3勝し…】
「2017年は、色々とごたごたしたシーズンでした。
ル・マン戦で（チームメイトの）ヴァレンティーノ・ロッシを負かしたことは、良く覚えています…あの日の夜は一睡もできなかったんですよ。僕にとって、ロッシは憧れの選手だったんですから。
でも、バルセロナからなにかと変な方に進み始めてしまい…チームから『5つのフレームを検証するように』と言われたんですが、僕には何も分からなかったんです。今でも、思い出すとムカつきますね。
あの頃はベストマシンだったのに、（ヤマハ側が）いくつか変更することにして…でも、上手くいかなかったんです。
2017年のバルセロナから、ヤマハ機に乗っていて僕はタイトルから遠ざかり始めたんですよ。」

【そして、2021年シーズン中にヤマハとの契約を途中解除し、同シーズン終盤にアプリリアファクトリーに加入した…】
「あの頃は、僕も妻もメンタルがかなりやられてしまって…。アプリリアと契約したおかげで、ガラリと変わったんですよ…僕のせいじゃなかったってことが分かり、ホッとしました。」

【アプリリアの方ではどう？】
「今年はチームを引っ張っていく立場ですね。去年はアレイシ（エスパルガロ）がやっていたけど、今年は自分らしい意見を聞いてもらいたいと思ってるんですよ。
（アプリリア機は）アレイシ用に作られたマシンですからね。もう何年もアプリリアにいて、マシンはアレイシのスタイルに合わせて開発されてきたんだから。彼のライディングスタイルはけっこう特殊だし、敵にするとかなり手強いんですよ。
これからは僕の意見も聞いて欲しいと思ってるし、チームにどんどん新しいものを投入してもらいたいんですよね。」

（参照サイト：『Mowmag.com』）
（Photo：Instagram）

アプリリア苦戦はファクトリー両選手にも責任ありって話は、note『2023 スペインGPまとめ』でどうぞ！