『マリーニ:結果を早く出すにはどうすべきか…日本人サイドに理解してもらえるよう頑張る』
★2月6〜8日、セパンサーキットでモトGP公式テストが行われている。
★ルーカ・マリーニ(ホンダファクトリー、昨年はドゥカティVR46、ロッシ異父弟)が、初日テスト(6日)で17位だった。
★現時点のホンダの仕事ぶりに満足している。なお、時速336.4kmを記録していたが、マリーニ本人は「スリップストリームを利用してのタイムなんで」と重視していない。
★マリーニ選手が初日テスト終了後、次のように話した。
【シェイクダウン参加は役に立った?】
「大きく有利になってはいないです…それで有利になっていたなら、今日はアコスタのように2位タイムとかを出せてるでしょ。
ただ、(テスト回数の多さは)現時点では必要ですよね…進むべき方向を探り出さなければならないのだから。
ホンダ選手全員が2台のマシンのうち同じ方を選んでいるんですが、どちらかは内緒です。
出走する度にマシンは改善されていっているし、チームや日本人スタッフとの息も合ってます。
現時点は、これでOKでしょ…ただし、まだまだやるべきことはありますけどね。」
【昨年のヴァレンシアテストと比べると?】
「確実に良くなってます。今も言ったように、ホンダ選手全員が同じ評価を出しているおかげで、パッケージやライディングスタイルの方の作業ができるんですよ。
マシンはスピードや馬力、トルクが確実に上がっているので、加速を上手くコントロールできるようになると良いですね。あと、トラクションも改善しないと。」
【トップスピードを記録していたが…】
「あれはスリップストリームを利用していたんで…他の選手らは自力で出してましたよ。」
【ファクトリーライダー兼テストライダーと言うのは、どんな感じ?】
「試さなければならないマテリアルが大量に用意されていて、それらをきちんとまとめ上げなければならないんですよ。
今のところ、エンジンや車台、エアロダイナミクス等の全セクターにおいて一歩前進できてます…ただ、本来にポテンシャルの60%ぐらいしか出せてないですね。
明日以降で作業を完了できると良いんですが…より正確なマシンの全体像を描き、カタールテストに向けてのベースを見つけたいんですよね。」
【その他の作業については?】
「それなりのペースでレースシミュレーションをやること…あと、タイムアタックで好タイムを出すことです。」
【全体的な評価としては?】
「僕は、こう言う作業が大好きなんですよ…正確に指示を出していかなければならないでしょ。
僕の中では最初から方向性がはっきりしていたけど、他の選手も同じように思ってくれたので嬉しかったですね。
まぁ、もっと速く走らなければならなくなったら、色々と複雑にはなるだろうけど…単独走行だと速く感じても、他の選手と一緒だと1秒遅れるだろうから。
僕ら選手同士は互いに影響し合っていて…それなりの結果を速攻で出すにはどうすべきかについて、日本人サイドに理解してもらいたいと思って僕は頑張ってます。
そこまで行ったら、あとは各々の道を進んで行くでしょうしね。」
(参照サイト:『Moto.it』)
(2024/11/12 00:38:22時点 Amazon調べ-詳細)