MotoGP

ザルコ『ホンダ機について、心配している2つのことは…』

『ザルコ:ホンダ機について、心配している2つのことは…』

★4月26〜28日、スペインGPが行われ、ヨハン・ザルコ(ホンダLCR、33才)が予選13位、スプリント11位、決勝は転倒リタイアした。

★ザルコ選手は2020年よりドゥカティプラマックに所属していたが、2023年末にホンダLCRに移籍した。

★最近、ザルコ選手が独サイト『Speedweek.com』のインタビューで、次のように話した。

【ホンダ機の調子はどう?】
「ヴァレンシアテストからセパンテスト、カタールまではポジティブな感触で…どれぐらいのポテンシャルを活用できそうか、話したりしてたんですよ。
ところが、ポルティマオやオースティンでは、そのポテンシャルがどこかへ消えてしまって…理由は分かりません。
思っていた以上に難しくなってるんですよ…とは言え、契約した時に想像していたほどではないんですけどね。
モチベーションは上がってます…まるで20代の選手みたいな気持ちだから。もう34才になるって言うのにね。」

【ホンダのエンジニア陣に、しっかりサポートされているようで…遅かれ早かれ、上手くいきそう?】
「そうですね…エンジニア陣に対しては、僕がどんな操縦・動作をしているかを詳しく説明してるんです。あと、自問自答もしますね。
多分、そう言うところをホンダは気に入ってくれてるんじゃないのかなぁ…問題が出たら僕はあらゆる点について、きちんと言葉で説明するんで。
物凄い人数のエンジニアが揃ってるんですよ…いずれホンダは軌道修正できるでしょう。
日本人サイドのメンタリティも変わってきていて、チームスタッフ陣もオープンになろうとしています。
色々と大量に試してるんで、時間はかかるでしょうけどね。コンセッション(優遇措置)は貴重ですよ。」

【ホンダ(とヤマハは)コンセッションによりテストに関しても、開催数や使用できるタイヤ本数が増え(260本)、正規選手も参加でき…】
「多分、今年は計3回やるはずで…それほど多くはないけど、ただ、ライダー5名でタイヤを分け合わなければならないから。
ファクトリー選手は僕らより少し多めに走ってるんですが、まぁ、当然ですよね。ムジェッロを皮切りに、それ以降の計画を立てていく予定です。」

【現在の問題点は?】
「周回を重ねていくうちに他の選手のペースに付いて行けなくなると、あちこち問題だらけのような感覚になってしまうもんなんですよ。
このマシンはコントロールが難しいうえ、加速面において前進できていないんです…その2つが、一番心配な点ですね。
アクセルを開くと、マシンの挙動が悪化してしまうんです。」

(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram

POSTED COMMENT

  1. へほへも より:

    日本人的なやり方が悪いみたいに最近言われがちだけどさ…そのやり方で何十年と日本メーカー勝ってたわけやん?
    数年勝てんだけで日本人否定される最近の風潮に疑問があるんだけどなぁ
    選手からしたら日本人一人だから空気が合わないってのもあるんだろうけど、本当にやり方だけの問題なんかね?
    やり方というより金のかけ方だろ?って気がする

    最後物言うのは技術と根性だと思いたい…金積まれてちょいちょい移動するスタッフ切り捨てて日本人中心の日本メーカーに勝ってほしいなぁ…

  2. maxtu より:

    マルケス弟がダメ出ししまくった頃から変わったのかな?それとも?

  3. 田中 より:

    少なくとも27シーズンまで現状ないしは少し改善。

  4. でんでん より:

    なんでホンダはドゥカティみたいに電子屋と組まないんだろう?
    F1じゃやってたのに。研究費(節税対策)が厳格化されたけど、ドゥカティはそこんとこ上手くついてるのにさ

  5. NSR50 より:

    ホンダは最強エンジンさえあれば勝てるっていう文化だからなぁ・・・
    昔はそれで勝てたけど、今はそんな時代じゃないのはF1やってるんだからわかりそうなもんなんだけど。

  6. nanasi より:

    開幕テストまでは全ライダーこの方向で行こうって言ってたのに蓋を開けたらワーストグリッド独占でライダーからも全否定されるのは開発側も混乱しますね
    どうしてこうなるのやら

  7. hide より:

    マシンのコントロールが難しい、アクセル開くと挙動が悪化する・・・普通に考えて、エンジン特性と車体がマッチしていないということだけど、今スタンダードになってるカーボンリアスイングアームを2022年途中でHONDAは捨ててるんだよね。HONDAが使いだした頃はリアの反応がダイレクトで良い、ということだったのに。
    以前に比べ格段にグリップが増してるらしいミシュランタイヤを生かすには軽量で剛性も増せるカーボンアームの方が良さそうなのに。2023年途中で再びカーボンを中上選手が試したけど、全然使えないという評価だったらしい。
    フレームとリアアームのマッチング、そしてエンジン特性がおかしいのかなあ・・・

  8. JWRC より:

    『エンジンがピーキーで低速回転だとトルクが無いから回すとタイヤが空転して最後まで持たない。
    車体もブレーキやコーナーで安定感がない。
    なのでなかなか飛び込めないしアクセルを開けていけない。』
    みたいなことをもう何年もロレンソ以降マルケス以外からよく聞いてる気がする。
    これだけ言われて治せないならホンダはレースに対する情熱が無いということじゃないかと。

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