レイ『カワサキはもう終わった話…ヤマハでここまで苦労するとは思ってなかった』

『レイ：カワサキはもう終わった話…ヤマハでここまで苦労するとは思ってなかった』

★6月14日〜6月16日、ミザノサーキットでSBKエミリア・ロマーニャラウンドが行われた（※リザルトは記事下にあります）。

★ジョナサン・レイ（37才、ヤマハ）が予選15位、レース1で転倒リタイア、スーパーポールレース（短距離）8位、レース2で10位だった。現在、総合14位（-148ポイント）である。

★カワサキ時代はSBKタイトルを6回獲得。2023年末にヤマハに移籍し、今シーズンは苦戦が続いている。最高リザルトはオランダラウンドの5位（レース2）。

★今回のレース2終了後、レイ選手が次のように話した。

【今週末については？】
「スーパーポールレースはカオス状態で…さいわい、第1コーナーで順位を確保でき、最終的には8位でゴールできたんで悪くはないでしょ。まぁ、上位陣には引き離されてましたけどね。
レース2は…レース1で早々に転倒してしまったんで、情報がなかったんですよ。唯一の目標は、今後、マシンのベースを改善できるよう完走することだけでした。マシンに対する信頼感が低いんで。
このマシンで進んで行きたい方向に、きちんと進んでいないんですよ…きちんと進化できてないんですよね。
またゼロからのスタートになります…ネガティブなリザルトに左右されないよう頑張りますよ。
トップと27秒差なんて酷すぎるでしょ…ヤマハのトップ選手と比べても、大きく引き離されてるんだしね（※5位ロカテッリ選手と15秒差）。
改善していかないとね…大きくステップアップする必要があるんだから。」

【レース2では、レミー・ガードナーとトラブっていたが…】
「僕は好スタートを切ったんですが、レミーがコーナーに『バンザイ・スタイル』で突っ込んできたんですよ…あんなの意味ないのにね。
『Quercia』コーナーで僕を押し出してきて…それで順位を落としてしまって。
まぁ、言い訳はできないけどね…こっちも新タイヤではスピードがいまいちだったんだから。今はしっくり来るようなフィーリングが掴めないんですよ。
なんでも試してみるつもりです…僕もチームも、ストレスって感じなんでね。」

【カワサキからヤマハへ移籍したことについては…？】
「最悪ですよ…なんとかポジティブでいようと努めてるんですが、大変でね。トンネルの先に、なかなか光が見えてこないと言うか…。
ただ、スポーツってこう言うものだから…調子の良い日がたった1日あれば、流れが変わって、戦闘力を上げていけたりするものでしょ。
僕に問題がないとも言えないしね…他のヤマハ選手らは好結果を出してるのに、僕は駄目なんだから。
今後も自分に必要な物をチームに要請していきますよ…僕の言う通りに対応をしてもらわないとね。」

【カワサキから移籍したことを後悔している？】
「カワサキでのことは、僕の中ではもう終わってますから…大好きなチームだし、（カワサキが好調で）本当に良かったと思ってます。
ヤマハでここまで苦戦するとは思ってなかったけど、でも、新たな挑戦なんだし、いずれ光が見えてくると信じてますから。」

『2024 エミリア・ロマーニャ SBK レース2リザルト』

『2024 エミリア・ロマーニャ SBK SPリザルト』

『2024 エミリア・ロマーニャ SBK レース1リザルト』

『2024 エミリア・ロマーニャ SBK 予選リザルト』

『2024 エミリア・ロマーニャ SBK 総合順位』

（参照サイト：『Corse di moto』）
（Photo：Instagram）