『ドヴィツィオーゾ:バニャイアは余力あり、マルティンのシートポジションは凄い』
★アンドレア・ドヴィツィオーゾ(38才)は2008年にホンダ機でモトGP昇格し、その後、ヤマハやドゥカティから参戦した。
ドゥカティファクトリー時代は3年連続総合2位を獲得し(2017/2018/2019)、その後、ヤマハプライベートチームに移り、2022年シーズン途中で引退した。
現在はヤマハのモトGPテストライダーを、一時的に引き受けている。
★オーストラリアGP終了後、ドヴィツィオーゾ元選手がイタリア一般紙『la Repubblica』のインタビューで次のように話した。
【タイトル争いは20ポイント差で、ホルヘ・マルティンがフランチェスコ・バニャイアを抑えているが…】
「ペッコ(バニャイア)にはまだ、プラスアルファの力があるでしょうね…経験もあるし、冷静なタイプだから。しかも、難しい状況を上手く乗り切る力もあるし。
今回のオーストラリアGPの後、ペッコは落ち着いてたんですよ…実に良いことでしょ。自分なりに対処できてるわけでね。諦めたりしてないですよ。
まぁ、次のタイGPが重要でしょうね…雨が降ったら、もう何が起きても不思議はないんだから。」
【貴方も現役時代、3回タイトル争いをしてきたが…】
「比較の対象にはならないでしょ…今は全てを完璧な状態にしなければならず、緊張感もマックスなんだから。
今年、ペッコはいくつかミスをしたものの、(決勝で)8勝してますよね。何かを決意したなら、きっちり実現させてるんですよ…常にね。」
【では、マルティン選手については?】
「彼のシートポジションについて、皆さんは気づいてます?
びっくりしますよ…あんなにライディング姿が綺麗な選手って、初めてだから。しかも、いざって時は、けっこう大胆な走りができてるし。
オーストラリア決勝の終盤が良い例でしょ…マルケス得意の左折コーナーで、マルティンはマルケスを抑えてましたからね。本当に才能のある選手ですよ。
今年のタイトル争いは、とにかく行方が分からず、長く複雑な戦いになってますよね…もう誰もミスは許されませんよ。」
(参照サイト:『Mowmag.com』)
(Photo:Instagram)
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