
『タラマッソ:モトGPにパフォーマンスの低い製品を提供するより撤退を選んだ』
★3月6日、モトGPおよびモトEのタイヤサプライヤーが2027年より『ピレッリ』になることが決定した。
★先日、ミシュランのピエロ・タラマッソ(二輪レース部門責任者)が、伊サイト『Corse di moto』のインタビューで次のように話した。
【2026年末にミシュランはモトGPから撤退することが決まったが…】
「ドルナ(モトGP運営会社)と、かなり話し合ったんですが…数ヶ月ほどしたら、『方針を変えることにした』と通達され…つまり、(ドルナ関連の)選手権は全てタイヤをワンメイクにすると言うことでした。
そうした方針は当社とは合わず…当社としては、モトGPとモトEに集中していきたかったんです。モトGPは二輪レースの最高峰ですからね…真の開発、イノベーションが可能なんですよ。
当社ではレースと言うものを、イノベーション加速の目的で活用しており…モトGPは世界最強のマシンと選手が揃っており、理想的な環境なんです。大量にデータを収集でき、それを開発やシミュレーションに利用していけるんですから。
当社としては、そうした状況で続けていきたかったんです…モトEでは『持続可能なマテリアル』全体の開発をしており、電動バイク関連の開発は当社としても意義のあることですからね。うちにとって、『持続可能なプラットフォーム』だったんですよ。モトGPの方は、パフォーマンスやイノベーションと結びついてました。
自分達の希望通りには続けられないと言うことだったので…全てを受け入れ、パフォーマンスの低い製品を提供してリソースを無駄にしてしまうより、辞退する方を選びました。」
【ミシュランとしては続けたかったと…】
「私としても、残念であることは否定できません…私のスタッフ陣やミシュラン職員全員も残念に思ってます。
(2026年末に)辞める際は、モトGPのタイヤサプライヤーとして11年やったことになるんですよね…良い仕事をしてこれましたよ。良い製品を作ることができたうえ、チームや選手陣の信頼も築けましたから。
毎年、エアロダイナミクスやエンジンパワー等の進化に合わせながら、常にパフォーマンスを上げていくことができましたからね。こうした流れで、作業を続けていきたかったんですけどねぇ。」
[ 後半に続く ]
INTERVISTA – Perché Michelin lascerà la MotoGP? Com'erano messe le gomme di Marquez e Bagnaia in Thailandia? Ce ne ha parlato il responsabile motorsport Piero Taramasso.#motogp #michelin #dorna #thaigp #marcmarquez #peccobagnaia #corsedimoto https://t.co/izLpDNN2xn
— corsedimoto (@corsedimoto) March 11, 2025
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)
確かに選手権全てのワンメイク化って無茶振りの気がするねぇ
そこまで高性能を維持した開発リソースを割けるのかな…
ピレリとの契約が終わった後に引き継げるタイヤメーカーってある?
頑張ったと思うが、ミシュランは絶対に非を認めない体質と個人的には2023と24のチャンピオン️はミシュランで決まったと思っています。
ピレリに変更の善し悪しはその時に分かるでしょう。
ブリヂストンの撤退が無かったら、もしかしたらロッシの引退ももう少し遅くなっていたのかも、、、、って思うとミシュランの脱退、ピレリの導入で選手の未来がどう変わっていくのかな、、、まぁ、タイヤに合わせるのもライダーのスキルなんですけどね。
クラス超えてワンメイクだとステップアップが楽になる気もするので、moto3の排気量アップも検討中なドルナはその辺のことも考えてるのかな?
マチャアキ「いただきました星0個でっすっ」