
『マルケス:ドゥカティよ、ファクトリーのような改良パーツを与えてくれ!』
★4月27日(日)、カタールGPのモトGPクラスでアレックス・マルケス(ドゥカティグレジーニ)が、決勝首位だった。現在、総合首位(140ポイント)。
★4月28日(月)、ヘレス公式テストでは午前午後の両セッションで11位だった。
★同テスト後、アレックス選手が次のように話した。
【モトGP初優勝は盛大にお祝いした?】
「(日曜の夜)10時半にはもう寝てました。街には繰り出さないようにして…帰って来れなくなるかもしれないんで。
ホスピタリティでチームと一緒にお祝いしただけです…こうしてテストも控えてたから、それほどお祝いはしませんでした。」
【今回のテストについては?】
「1回目の出走からグリップが超高く、タイヤの摩耗が物凄かったんですよ。
うちはトラクションに関しては、ドゥカティ勢の中でもトップクラスなんですが…グリップがあまりにも高いと、ハンドリングやマシンの荷重バランスで苦戦してしまうんです。
トラクションを抑えるため、セッティングや電制システムで色々と試してました。通常、グリップが高いのは良いことなんですが、それが問題になることもあるんですよね。」
【現在、総合首位だが…】
「現時点では、兄マルクより一歩遅れてるんで…僕らの中で兄が最強なのは周知の事実ですからね。
次はル・マンだし…これまであそこで僕は、それほど好成績を出せたことがないんですよ。まぁ、今後はシルヴァーストンやムジェッロ、アラゴンがあるから…その辺りでは、いつも速いんですけどね。
目標はル・マンで兄に接近することです。それ以降は、その都度、問題に立ち向かっていくつもりです。」
【兄マルク選手は今回のテストで、改良パーツをいくつか試していたようだが…】
「まぁ、いつも言ってることなんですが…ドゥカティファクトリー機には、『知る人ぞ知る』って言うような物があるんですよねぇ。
プラスアルファの力を与えてくれるような…いつもってわけじゃないけど、ちょっとだけ有利になるような物があるんです。
長距離レースでもう少しコンスタントに走れるような物で…うちは何とか手に入れたいと思ってるんですが…ファクトリー機には、そう言う何かがあるんですよ。
チーム側がどうこうできるような物じゃないんです…予算の問題ではないんで。ドゥカティ側が、うちにそれを提供するかどうか…って話なんですよ。」
(参照サイト:『Moto.it』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)