『マルケス:僕はともかく、マルティンがソフトにした時は驚いた…』
★10月21日(土)、オーストラリアGPのモトGPクラスでマルク・マルケス(ホンダファクトリー)が、決勝15位だった。なお、予選は7位だった。
★マルケス選手もマルティン同様、リアにソフトタイヤを選択し、レース前半では5〜6位にいたものの徐々に後退していった。
★マルケス選手が決勝戦後、次のように話した。
【タイヤ選択については?】
「去年も賭けに出て…おかげで表彰台だったんですよ(※2位)。でも、今日はそう言う日じゃなかったみたいでね。
マルティンが序盤でプッシュしまくったんで、高速レースになってしまい…でも、皆、タイヤを上手く温存できてたでしょ。
(マルティンは)FPセッションでも、上手く温存できてなかったのに…。」
【それで、貴方は…?】
「マルティンが29.5秒以下ぐらいで走ってたんで、僕はプッシュすべきか待つべきか考え…結局、プッシュすることにしました。
第10〜20ラップまでは上手く状況を乗り切っていけたけど、ラスト6周は2秒以上減速させて…タイヤが完全に逝ってたんでね。
けっこう厳しかったけど、自分で決めたことですから…まぁ、正しい決断ではなかったけど。
スプリントでもソフトにするつもりです…フロントも上手く温存させないと…僕にとっては、そこが一番の問題なんだから。」
【ペッコvsマルティン選手のタイトル争いについては?】
「現時点では(マルティンの方が)速いでしょ。あと4GPあるんだし、スプリントも入れたら8戦ありますからね…マルティンは実に良い操縦をしてるから。」
【マルティン選手はリアソフトを選んで、結局、5位だったが…】
「今日は特に速かったから、それでソフトタイヤでもってレースを牽引してたんじゃないんですか。
(失速したのは)ミスだけど、良い勉強になったでしょ。マルティンがソフトを選んだ時とは、けっこう驚いたんですよ…僕やポル(エスパルガロ)なんかは賭けに出られる立場ですけどねぇ。
僕は去年同様、賭けに出て、こう言う結果になってしまったわけで。去年は上手くいったけど、今年は駄目でした。
今日のマルティンは断トツで速かったから、ミディアムにしても超速だったはずなんですけどね。」
【来年は貴方もドゥカティ機に乗るが…】
「不安はありますよ…実際に乗ってみるまでは、ずっとそう言う気持ちでしょうね。
まぁ、当然でしょう…とにかく、一大決心だったんだから。
もちろん、大丈夫だとは思ってるけど、でも、不安はあるものでしょ。11年間、別のマシンに乗り続けていたんだから…(ドゥカティ機に)適合すべく、自分のスタイルをけっこう変えていかないとね。
楽ではないですよ。」
【ホンダ機に乗るのも、あとわずか…】
「今は100%ホンダ機に集中してます。ただの人数合わせで参戦したくはないんで。
フィーリングがきちんと掴めない時はプッシュしないつもりだけど、掴めたらしますよ。このまま全力投球で頑張ります。
それ以外の姿勢でレース参戦はできないんで。」
(参照サイト:『Corse di moto』)
マルケスについてのダッリーニャ爆弾発言の真意は?って話は、note『2023 日本GPまとめ』でどうぞ!
リンス離脱もあり、他のホンダライダーが影も形もない中で、中盤まではセカンドグループ内で食い下がったあたり、全力投球しているってのは本当だと思う…