ビニャーレス仮装『以前はゴリラで、なぜ今回はバットマンだったのか？』

『ヴィニャーレス：以前はゴリラで、なぜ今回はバットマンだったのか？』

★4月12〜14日、アメリカズGPが行われた。

★14日（日）、マーヴェリック・ヴィニャーレス（アプリリアファクトリー）が決勝で優勝し、総合3位となった。

★今回はPP獲得、スプリント優勝、コースレコード更新と絶好調だった。また、モトGPクラスにおける3メーカー機での優勝を成し遂げた、第1号選手となった。

★ヴィニャーレス選手がイタリア衛星放送『SKY』のインタビューで、次のように話した。

【今回の決勝については？】
「125cc時代のシルヴァーストン決勝戦と同じぐらい、世界選手権での僕のベストレースになりました…胸に刻み込まれましたね。
こう言うレースを夢見るものの、実現するのは難しく…今は夢の中にいるみたいですよ。」

【今日のアプリリア機は絶好調だったが…】
「ポルティマオ戦の時と同じように仕上げたんですが、ポルティマオの時はギアボックスが故障し、直線コースで失速して1周0.2秒遅くなってたんですよ。
あの時も、本当は最後までマルティンと戦えたはずだったんですが…。
とにかく、こう言うしっかりしたレースを続けていくよう頑張ります…このバランスなら、物凄いことが出来そうなんでね。
もう次のレースが楽しみなんですよ…第1ラップから最高に良い感じでしたからねぇ。
今はお祝いしないとね…それから、色々と考えますよ。こんな風に物語を締めくくれるなんて…素晴らしいですよね。」

【今年のアプリリア機はドゥカティ機に迫っていけるのでは？】
「ポルティマオが惜しかったですよねぇ…あのリタイアがなければ、総合首位ぐらいだったかもしれないのに。
うちは自分達に目を向け、このまま全力で続けていかないと。このマシンの実力を100％引き出せれば、大丈夫なんだから。
チームにはこう言ってるんですよ…『100％の力を出して欲しい、そうしたら僕も全力で頑張るから』って。
全員がそう意識して団結する姿って良いものですよね…チームの仕事ぶりには大満足ですよ。」

【ペドロ・アコスタが0.7〜0.8秒差で迫ってきていたが…】
「かなりしっかり引き離しておいたし、その後は上手くコントロールするよう頑張ったんで…タイヤをオーバーヒートさせすぎてしまったもんですから。
気持ちを鎮めて1周走ったらペドロが迫ってきたんで、またプッシュして、さらに引き離すようにしてました。
リアタイヤを上手くコントロールしようとしてたら、ペドロがスリップしだして…以前、僕は完走できなかったことがあったんで、そんな風にはなりたくないって思ってました。」

【スズキ時代に組んでいたマヌエル・カゾー氏（通称マヌー、チーフメカニック）を、アプリリアに加入させ…】
「僕にとってはキーパーソン的な存在ですから…フランチェスコ・ルッカと同様にね。
メカニック陣は全員、賢明に作業してくれて…ピットボックスの裏側にいるスタッフ陣もそうなんです。皆が頑張ったおかげの優勝なんですよ。
マヌーとは特別な関係だから…この世界線を超えての関係なんです。目と目で通じ合えますからね。
こんな関係は妻以外ではマヌーとだけなんで。」

【タイヤ選択については？】
「やはり、懸念はありました。僕はすぐにミディアムにしたんですよ…それで絶対だって思ったんで。午前セッションの時、さほどプッシュしなくても強い走りができてたもんですから。
でも、他の選手らがソフトにしてるのを見て、『もしかしてミスったかも…』って思って…。でも、結局、上手くいきましたね。」

【以前はゴリラのマスクだったが、今回はバットマンで…】
「その時に依るんですよ…ゴリラのような強さが必要な時もあれば、バットマンのような敏捷性が必要な時もあるんで。」

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（参照サイト：『Moto.it』）
（参照サイト：『Corse di moto』）