バニャイア『国歌合唱は感動的だったけど、ブーイングは嫌だ』

『バニャイア：国歌合唱は感動的だったけど、ブーイングは嫌だ』

★5月31日〜6月2日、イタリアGP（ムジェッロ）が行われている。

★1日（土）、フランチェスコ・バニャイア（ドゥカティファクトリー）が、予選2位、スプリントで優勝した。

★久しぶりのスプリント優勝で、最後には2023年8月19日（オーストリアGP）だった。

★総合順位では首位ホルヘ・マルティンが転倒リタイアだったため、27ポイント差に縮まった。

★なお、日曜決勝でバニャイア選手はペナルティによりグリッド5位スタートとなる。

★バニャイア選手のコメント。

【10ヶ月ぶりのスプリント優勝で…】
「（勝てないジンクスを）破りましたね…ここ最近の4レースの中では一番良いレースだったし、しかも優勝できたんですからね。
脅威的なペースを出すことができました…大満足ですよ。こう言う勝利が必要だったんです。僕だけじゃなく、皆のことを思うと本当に良かった。
土曜日もけっこうポイントが稼げるわけだから…貴重だったんですよね。」

【今日は好スタートを切っていたが、明日はグリッド5位になってしまうが…】
「当然、ちょっと変わってしまいますよね。今日みたいなスタートができるか…一か八か勝負に出ないと。
たとえグリッド5位でも今日みたいなスタートなら、優勝も不可能ではないから。」

【降格処分を受けると思っていた？】
「まったく思ってませんよ…（レースディレクションに対し）テレメータも提示し、（弟マルケスの）茶番だったってことをはっきり示したんですから。
まったくもって馬鹿げたことで…ただ、ペナルティ絡みの茶番がけっこう頻発してる感じでしょ。昨日、僕のケースと全く同じことが起きていたのに、そっちは処分なしだったんですからね。
去年も似たような感じで…予選で同様のことが起きても処分なしだったし。これじゃあ、意味ないですよね。
今日のエネアのケースもそうでしょ…スチュワードパネル（審判団）の判決には誰も満足してないし、選手ら全員不満なんですから。
変える必要があるんじゃないんですか。毎回、審議が必要な判決になっているんだから。」

【ファビオ・クアルタラローも怒りまくっていたが…選手だけじゃなく、チームマネージャー陣と連盟で正式に要請してみたら？】
「どうやってやったら良いんでしょうかねぇ…。
ポルティマオの時は、（審判団に）『君も転倒してるから、君への処分はない』って言われたんですが…
今日のマルティンとバスティアニーニの件では、転倒はバスティアニーニのみだったけど処罰はなかったでしょ。じゃあ、オリヴェイラとクアルタラローの件はどうなんですかね？
とにかく、筋の通った理由はなく、処罰があったりなかったりで…昨日だって、（審判団と）真剣に話し合ってる最中に、処分の通知が出てしまってるんですから。
話し合いのしようがないんですよ…聞く耳持たずで、あやふやな決定をしてしまうんだから。」

【ところで、今日は最強の走りをしていたが…モチベーションが上がっていたから？】
「今回、モチベーションはかなり高いです…観客の皆さんが物凄いんで。本当に素晴らしいですよ。
ただ、正直に言うなら、ブーイングは好きになれないですね（※兄マルケスへのブーイングが起きていた）。あれは我慢できないですよ。
バルセロナでは僕もやられたけど、イタリアで他の選手がやられているのだって嫌ですね…失礼なことだと思うんですよ。
とは言え、僕にどうこうできることではないんですが…でも、将来的になくなって欲しいです。
でも、（観客の）熱気を感じれるって、本当に物凄いんですよ…グリッドに入って、観客の皆さんが自分を応援してくれてるのを見ると、やる気が凄まじいほど出まくるんですから。
あと、ここのトラックは極端なぐらい僕のライディングに合うんですよね…大曲コーナーや旋回が多く、本当に走りやすいんです。」

【国歌の際は観客が合唱し、感動的だったが…】
「あれは魔法のようでした…あんな風に国歌を聞くのは本当に感動的で。プラスアルファの力を生み出してくれるような感じですよね。」

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（参照サイト：『Moto.it』）
（参照サイト：『Gpone』）
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