MotoGP

『アプリリア機の改善点は?KTMとの違いは?』ステルラッキーニ

『ステルラッキーニ:アプリリア機の改善点は?KTMとの違いは?』

★1月16日、アプリリアファクトリーの2025年プレゼンテーションがミラノのSKYスタジオで行われ、ホルヘ・マルティンやマルコ・ベッツェッキが新カラーリングを披露した。

★2025年からアプリリアのテクニカルディレクターは、ファビアーノ・ステルラッキーニが務める。
ステルラッキーニ氏はドゥカティで長らく働き、2021年末にKTMに移籍したが、2024年シーズン中に離脱を決めた。

★<同プレゼンテーションでstrong>ステルラッキーニ氏が次のように話した。

【今シーズンはゼッケン『1』のアプリリア機が参戦するわけだが…】
「世界チャンピオンがチームにいるって言うのは、物凄いチャンスですからね…責任もさることながら、とにかく大チャンスでしょう。
まぁ、ホルヘ・マルティンがいれば、当然、勝つだろうと期待されるわけだが…ただ、これまでも才能ある選手がマシン乗り換えに手間取るってことが、度々あったじゃないですか。
しかも、かなり時間がかかってしまったりとかね。とにかく、好結果を出せるような条件はすべて揃ってるわけだから、上手くいくかどうか様子を見ていきましょう。」

【KTMからアプリリアに移って…どんな感じ?】
「ちょっとコンフォートゾーンに戻ってきたような感じですかねぇ。
言葉や意思疎通の問題だけじゃなく、物の考え方とか作業の進め方なんかがね…アプリリアの方が親しみやすいと言うか。
KTMはオフロードで成長した会社だから、やり方が違うんですよ。」

【アプリリア機については?】
「開発における各プロセスは、段階的に考案していかなければならないものなんですが…
とにかく、何が問題なのか、どのファクターがパフォーマンスの制限になっているのかを全員がきちんと受け止め、できるだけ最短で同プロジェクトの潜在能力を引き出すことが第一目標なんですよ。
モータースポーツでは1つの要因に固執しても、ないがしろにしてもいけないもので…私は、いわゆる『スパイダーダイアグラム』と言うものを使用してます。
略図や図形なんかを線でつなぎ、蜘蛛の巣のように広げていくんですよ。例えば、『コーナーで速い走りができる』、『エアロダイナミクスは秀逸』、しかし、『直線コースで抜かれてしまう』と言った風に…つまり、毎回、パフォーマンスを構築していくようにするんですよ。」

【マシンの改善作業については?】
「マルティン&ベッツェッキ選手が初試乗後、指摘していた問題点なんですが…マシンがもっと『穏やか』になるよう、エンジンの電制関連にかなり集中してました。
あと、エアロダイナミクスの開発作業も進めているし、序盤テストに投入する予定のマテリアルを準備しているところです。
投入すると言うことは、作業計画を立ててテストしていくと言うことで…つまり、道を進み始めたと言うことですよ。」

(参照サイト:『Gpone』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Twitter

POSTED COMMENT

  1. きゃめる より:

    なんか見えてきたと言うか、目指してる部分が想像できると言うか…、ドカはペッコとマルクで最強なんでしょうけど、変わりようの無い結果が目に浮かびますが、そこを踏まえてもアプリリアに入る高速ライダー二人が相乗効果として伸び代がある様な雰囲気を感じますね。
    ま、実戦始まるまでの戯言ですけど。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

 

ITATWAGP | イタたわGP