実はフリー走行の転倒で、右膝を骨折しながらも、見事、決勝レースでは2位を獲得したカル・クラッチロー選手!
予選4位だけでも驚異的で、イタリアの『Infullgear.com』サイトなんか、こんな写真を掲載しとりました。
んでは、とりあえず、レース直後のインタビューから行きますか!
《レインレースになりそうだなって分かった時、肉体的には多少楽になるだろうなとは思ったが、たとえ完全ドライ・コンディションでも自信はありました。ドライでもかなり接近して行けただろうし…多分、優勝争いはできないにしても、それでも接近する事なら…まぁ、良しとしましょう。
チームやフランスのファンの皆さんにとって最高でした。本当に良かった…チームやモンスター・エナジーには、いくら感謝してもしきれません。うちは本当に良い仕事をした!》
(Source:2013年05月19日Mediaset.it記事より抜粋)
そして、こちらがイタリア大手サイト『Gpone』インタビュー。
ヘレス戦も手負いで…どちらも厳しいレースだったね。去年のル・マンでも同じ選手と競り合ったんすよ…ロッシとドヴィツィオーゾ。でも今回は、転倒しなかったすからね。
【マルケスの追い上げは?】こっちに向って来た時は「今はやめてくれ!」って思いました(笑)。うちらヤマハ選手ってのはホンダよりもタイヤにストレスをかけるんで、ホンダはレース終盤に違いを見せてくるんすよ。でも、このコンディションでも上位陣に付いて行けるってところを証明したし…ドライだったら表彰台に上がれてたかなぁ。
【足のケガは?】マシンに乗ってた時は大丈夫。歩いた時の方が痛いっすね。フランス人医師は親切で、診察したらすぐにOKって言ってくれて。シルバーストーンのイギリス人医師の方が時間がかかったなぁ(笑)。
【ヤマハに改良パーツを要求できるのでは?】何かを要求すべきなのは自分じゃないし、今この瞬間を喜びたいだけっすね。マシンは好調…去年並みにって意味っすけど…シャーシは違いますけどね。苦労してるのはタイヤの温度を上げるのだけで、実のところ第1ラップでかなりポジションを落としてしまったんすよ。
【ヤマハワークス両選手を凌駕したが…】あの2人を(ロッシ&ロレンソ)抜く時、転倒なんかに巻き込みませんようにって願ってましたね。もしそんな事にでもなったら、ヤマハと大事になるでしょ(笑)。ヴァレンティーノ(ロッシ)を抜いたのは、去年、自分が転倒したのと同じコーナーだったんすよ。
【ドヴィツィオーゾ選手とは?】お互い、ライディングが似てるんすよ。2人ともフロントに力をかけるタイプでね。ドゥカティはウエットではキリキリしてるようには見えなかったなぁ…それほど動き過ぎてもなかったし。彼を抜いたのは危険ポイントでね…マルケスの事を待っていたら2人ともやられちゃっただろうなぁ。
(Source:2013年05月19日Gpone記事より抜粋)
ちなみにクラッチロー選手、今回、話題になっているヘルメット・トラブルに関してはですね…
「雨が止んでからは、アスファルトからの跳ね上がりなんかで何も見えなくなっていた。最後はどこがドライラインかさえも分からなかった」と言っとりまして…
手負いの上に、それで2位とは…強者ですな。
そうそう、今回、レース前にもう1つ話題になっていたディズニーランドでのロレンソ選手との『チュー未遂写真』ですが…
イタリア大手サイト『Gpone』のキャプションが奮ってましてね…
どこに行こうとしてるんでしょうかね…『Gpone』は。
《Cal,se mi dai un bacio ti faccio provare la mia moto…(カル、チューしてくれるんなら、僕のマシンを試乗させてあげるよ…)》