『イアンノーネ:愚かなミス』
★5月3日(日)、ヘレス決勝戦でアンドレア・イアンノーネはスタート直前、ローンチコントロールのボタンを押す代わりにウェットコンディション用のマッピングに変更するボタンを押してしまい、結局、6位に終わった。
★イアンノーネ選手のコメント。
「マヌケなミスですよ…すべて僕の責任です。僕のレベルになったら、この手のミスは起きちゃいけないんです。自分に対して、僕が一番腹を立ててますね。スタートランプに集中しきっていて…どのボタンを押したのか、あまり注意してなかったんですよ。気づいた時には、もう後の祭りで…スタート手順を進めるのに、またまたタイムロスしてしまった。」
【やり直しは効かなかった?】
「あいにく、そのマッピングにしてしまうと、操縦しながら変えることはできないんですよ…手順が複雑なもんですから。11位になって…マシンはいつもとは違う挙動をしていて…マシンから振り落とされそうにもなりました。このシステムは周回を重ねるにつれ自動的に調節されるんだけど…でも、レインタイヤはプロフィールもサイズも違うんで…だから、その調節も利かない状態だったんです。パワーの問題じゃなく、然るべきコントロールが利かないってのが問題で。リアタイヤはずっとスリップしていて…コーナー中盤でも滑ってました。」
【チャンスを失ってしまった…】
「チームに対して本当に申し訳ないです…好結果が相応しい働きぶりだったのに。このミスがなければ、表彰台争いができてただろうし…確かにロレンソ並みのペースはなかったけど、マルケスやロッシとは戦えていたでしょう。」
★パオロ・チャバッティ氏(ドゥカティ・スポーツディレクター)のコメント。
「ドライ用のマッピングからウェット用に変えるのも、その反対も、実際のところ手順は単純じゃないんですよ。ボタンを4秒間押し続けなければならないで…レース走行中には、ほとんど無理でしょう。レース中にライダーがうっかり変えてしまわないよう、そう言うシステムにしたんです。でも今日は、また違う不具合が起きるもんなだって事がわかりました…解決していきますよ。」
(2015年05月03日『Gpone』記事参照)
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何がベストか、難しいですね。
テールライトが点きっぱなしだったんで、おかしいとは思いました。
>このシステムは周回を重ねるにつれ自動的に調節されるんだけど…
学習機能があるとは驚きです。
次戦、期待してます。