ロレンソ語録：マルケス、ペドロサ、ドウカティ、自転車ほか：2015ムジェッロGPこぼれ話

『2015ムジェッロGPこぼれ話』

★2〜3年前よりマウテンバイクを楽しんでいるホルヘ・ロレンソが、最近はロードバイクにも興味を持ってると言う。
ロレンソ選手がムジェッロGP前に、ルガーノでの自転車プロロードレース『ジロ・デ・イタリア（Giro d’Italia）』を訪れ、次のようにコメントした。
「『ジロ・デ・イタリア』のように有名なレースに本当に興味を持ってたんですよ。子供の頃はマルコ・パンターニに憧れていて…彼がやってた事って言うのは類まれですよね。今は、アルベルト・コンタドールを応援してます…僕と同じスペイン人なんですよ。スプリントって言うのはいつだって見応えがあって…けっこう危険そうですけどね。確かに自転車競技の方がスピードは遅いが、僕らは転倒してももっと防護装備をつけてるから。
自転車レースはチームに決定権があるけど、オートバイレースはもうちょっと自由で…各選手が往くべき道を決めるんですよ。オートバイには無線もついてないし…僕らはピットボードですからね。異例の事はレース前に話があるんだけど…滅多にないですね。」

★5月29日（金）ムジェッロ戦FP2を終えたロレンソ選手が、ヤマハファクトリー・チームのM1機のトップスピードが12位と遅いことについて次のようにコメントした。
「うちのボックスでは、今年のエニグマ（謎）なんです…どんな理由からテック3（プライベートチーム）のM1機の方が、うちのより速いのか分からないんですよ。それを解明しないと。トップスピード問題を上げていくのに解決策を模索していて…まぁ、少なくとも今回はヴァレンティーノ（ロッシ）よりは速いんですけどね…これまでの3戦はそうじゃなかったから。ル・マンとここではヴァレンティーノより僕の方が速いし、好ペースも刻んでるし…でも、テック3よりは遅いんですよねぇ。同じヤマハ機なんだから、同じスピードが出れば良いんですけどねぇ。解決していかないと…ただただ0.05〜0.1秒ロスしてるんだから。」

★5月30日（土）ムジェッロ予選を終えたロレンソ選手が、ペドロサ選手の方がマルケス選手よりも上位だったことについて次のようにコメントした。
「分からないですね…2人ともライディングも違うし…ダニ（ペドロサ）を見るかぎり、言われてるほどマシンが暴れてるようにも見えないし。マルク（マルケス）はツイてない1日って感じでね…次から次と何か起きてたでしょ（※FP3での予選1行き、予選1での敗退）。マルクのレベルでグリッド13位はないってのは疑いようがないことだし。」

★5月31日（日）ムジェッロ決勝レースで優勝したロレンソ選手が、マルク・マルケス転倒について次のようにコメントした。
「勝てるなら勝つでしょ…でも、勝てない時って言うのは己の限界を超えてはダメですよ…転倒してしまうから…マルクのようにね。（マルケス選手の）転倒は見てません…でも、ゼロポイントって言うのはツイてなかったですよね。」

★5月31日（日）ムジェッロ決勝レースで優勝したロレンソ選手が、ドゥカティ機について次のようにコメントした。
「物凄いマシンだし…レギュレーションのお陰で、いまだにかなり有利になってるってことは明らかでしょ…ただ、それがなくても戦闘力はかなり高いですよ。でも、木曜日にも言いましたが…ドヴィツィオーゾとイアンノーネが凄いライダーなんですよ…過小評価する気はありません。ただ多分、何勝もして、タイトル争いをしてきたようなライダーのレベルではないんですよ。かなり速い走りをしてるし、物凄いレベルではあるけど、現在、あのマシンの最大限のパフォーマンスを引き出すことはできないんじゃないのかなぁ。」

（2015年05月27日『La Gazzetta dello Sport』記事参照）
（2015年05月29日『AS』記事参照）
（2015年05月30日『AS』記事参照）
（2015年05月31日『AS』記事参照）
（2015年06月01日『Marca』記事参照）
（2015年06月02日『Moto.it』記事参照）

ロレンソ選手…ムジェッロの表彰台についても、大人の発言をしておりました。

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2015年ムジェッロGP内輪話

ロレンソ：独走完全優勝、でも表彰台ではブーイング…

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