ペドロサ独占インタビュー【後半】:いつかシモンチェッリを許すのか?

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モトGP『ペドロサ:メソメソしてるようなタイプだったら、とっくに引退してた』



[ インタビュー前半を読む ]

ここ数年、ホンダのマシンはあまりコンペティティブとは言えず、それが強くなった年に限って利用しきれずに別のホンダライダーがタイトルを獲得しようとしている…と言うのは、どんな感じがするものなんでしょうか?腹が立つのか、落胆されるものなのか。それとも、そう言うマシンを開発したことを誉れに思うものなのでしょうか?
「それが実状ですから。それ以外、何も言えません。理想的な状況ではないですね。ここ何年間かのスランプ期に耐えてきたのは僕なんだから、僕が勝ちたかったですよ。ただ、こうなってしまったわけで。今では物事は違って見えますね。僕はそんなことを自問自答しながら、ただ黙って座ってるわけじゃありません。泣いたり、愚痴ったり、“僕の人生なんてこんなもんだ” なんて言ったりするもんなんでしょうけどね。僕らはそう言うんじゃないですから。もし、そうなら、散々これまで転倒してきた時点で引退してますよ。」

ル・マン戦での転倒について、いつかシモンチェッリ選手のことを許せる日が来ると思いますか?
「今のところ、あまり確証はありませんが。時間が経てば、どうなるでしょうね。」

現在、HRCではシモンチェッリ選手と契約更新をし、ペドロサ選手も残留の予定ですが、この事が何らかの仲介になると思われますか?
「思いません。」

ロレンソ選手が、シモンチェッリ選手は少しは学習し、クリーンな走りをするようになったと言ってますが、同感ですか?
「どうでも良いです。興味ありませんから。」

今シーズン、ロッシ選手が苦労してますが、マシン1台開発するために伝説的なヒーローがあんな風になっても良いのでしょうか?
「分かる人には分かることだし、今まで各メーカーのマシンを開発してきたのは彼なわけだし。悪いシーズンを過ごしたからって、旗を下ろさなければならないわけじゃなし。それは、さっさと降参してしまう者や、すぐに人を疑うような者がすることであって。獲得し、また獲得してゆくタイプですから、彼は。そろそろ分かりますよ。」

もはやレースに勝つ気がなく、モトGPからの引退を表明してるようにも見えませんか?
「その質問は本人にした方が良いでしょうね。」

年齢的に見て、全選手をリタイヤさせそうな勢いの選手が1名いますね。マルク・マルケス選手のことですが、新ロッシの呼び声も高いとか。ちょっと言い過ぎですよね?
「(笑)マスコミの皆さんと僕は、意見が一致しないんですよ。僕がモトGPクラスに上がった時も、同じことを言われたもんですから。マルケス選手の次は、多分、別の選手がそうやって言われるんでしょう。それがニューフェイスってものなんじゃないですか?各選手それぞれに、それぞれの背番号や名前があるんです。新人も、年寄りもない。人には立派な肩書きを付けたがるものだ…等々、分かってはいますが。
そうして僕らには同じ事が起きて、同じ事を言われるわけです。“勝たなければならなかったんじゃないの?”とか “誰それを引退に追いやるべきじゃなかったんだ” とか “何々な新人だったはずじゃないの?”ってね。色々な冠を付けるのはマスコミの方なのにね。誰もこうあるべきだなんてないと僕は思います。
(マルケス選手が)今後、どう言う風になるかはっきりしていると思いますが。どのクラスであれ、マシンを速く走らせる才能がある。常に速く乗れるでしょう。コースで倒すには難しいライバルになることは確かだし、(モトGP)に乗るに相応しいライダーでしょ。」

将来、かち合うことになると思いませんか?レプソルがマルケス選手でモトGP参戦するなんて噂がありますよね。マスコミだけでなくスポンサー陣のトップがそう言ってるんですが。現在、ペドロサ選手がレプソルからモトGP参戦してるわけでしょ。
「そりゃあ、もし一緒に走ったなら、かち合ってしまうでしょうね。」

レプソル陣も両選手なら相性が良いと言ってますが。ペドロサ選手もそう思いますか?
「既に何かしら見えてはきてますよね。今年、僕らのチームは3人体制だった。それがどうなるのか。とにかく、この状態がどう変わるのか、もう少し待ってみなければ。僕はレプソルでもホンダの人間でもありません。今のところ、この2つのメーカーのために走っている速いライダーに過ぎませんから。」

マルケス選手の行方次第で、ペドロサ選手とホンダの契約更新に何か影響が出てきますか?
「僕の決定は自分のリザルトと、オファーの内容によります。いつものことですよ。契約をめぐってマーケットが動いているのは確かなことでね。1つのシートを2人の選手と契約することは不可能。そう言うものでしょ。」

2つの事実があるわけです。今年、ストーナー選手がタイトルを取るだろうと言うのと、レプソルはマルケス選手を欲しがっていると言うこと。この2つとも自身のリザルトに対してプレッシャーを感じさせる事実では?2012年に総合優勝しなければ、契約更改はないのではと思われませんか?
「いいえ。僕が総合優勝をしなければならないのは、僕自身がそれに惹かれているからです。僕の生涯の夢なんです。こっちの誰それが右にいて、向こうの誰それが左にいるからってことじゃない。必要以上のプレッシャーはありません。外部の話ですからね。むしろ、チャンピオンタイトルを狙うと言う意味では、ネガティブな部分なんじゃないですか。」

ル・マン戦で転倒した時は引退も囁かれましたが。オートバイなしでも満足できますか?
「分かりません。ある人間がある事を決める時って言うのは、よく考えた末、そうするのが良いと思うからでしょ。」

負傷し、数多くの励ましのメッセージが届けられ、復帰を待つ内容だったのはもちろんですが、どこかから奇妙なメッセージも届きましたか?
「いいえ。著名な方々からもたくさんメッセージをもらいましたが、最終的に、僕を納得させてくれたのはグローバルなメッセージです。まだ、その時は来ていない、まだ僕はできるんだってね。気に入ったし、受け入れられました。それが僕が受け取ったグローバルなメッセージです。それが僕の目を開かせ、こう言わせてくれたんです。“一体なにやってんだ。ぼうっとしてるんじゃない。まだ立ち止まる時じゃないんだから”ってね。」

[  完  ]

(日本語翻訳:La Chirico / 西語記事:Marca 2011年10月02日




最後の質問の『奇妙なメッセージ』って言うのは
例のシッチが送ったヤツのことを言ってるんでしょうかね…

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