MotoGP

モトGP規則改訂:ソフトウェア、最低重量、手術後の参戦


『2015年よりモトGPマシン減量』

fim-motoblog.jpg


★ミザノGP中、世界選手権ロードレースのコミッションにより、レギュレーションにいくつかの改訂がなされた。2015年より施行される予定。
同コミッションメンバーはカルメロ・エスペレータ(ドルナCEO)、イグナシオ・ヴェルネーダ(FIMエグゼクティブディレクター)、エルヴェー・ポンシャラル(IRTA)、タカナオ・ツボウチ(MSMA)。
この他、ハヴィエル・アロンソ(ドルナ)、マイク・トリンビィ(IRTAセクレタリー)らが同決定に立合った。

★モトGPスタンダード・ソフトウェア開発について
各メーカーには2015年6月30日まで、独自ソフトウェアの使用および開発が認可される。同日付以降のソフトウェア改訂は不可能だが、安全面に関わる些少な問題を解決する場合に限り可能である。
2015年7月1日より、各メーカーは『2016年スタンダード・ソフトウェア』の開発計画を共有する事となる。
同ソフトウェアは、現在のオープン機に使用されているものをベースとする。

現在、世界選手権に参加していない各メーカーは、2015年には独自ソフトウェアの使用および開発を継続できるが、『スタンダード・ソフトウェア』開発への参加は可能である。
この他、認証センサー、その他装置の使用に関する詳細なテクニカルレギュレーションも承認された。

★モトGP機の最低重量について
1000cc機の最低重量は、現行の160kgから158kgへと2kg減量される。
なお、2015年シーズン中に見直しされる可能性もあり、2016年に更に2kg減量する可能性が考慮されている。
2014年09月15日Motoblog.it記事参照)


え〜それから、もう1つ。
1ヶ月半ほど前の記事なんですが、選手の皆さんが負傷した場合の規則も変りました。
こちらはモトGPだけじゃなく、選手全員に適用されるんですな。

『さよなら、アッセン戦ロレンソ風の英雄詩』

heroicidades-as.jpg ★今年の8月7日、IRTA(国際ロードレースチーム協会)より各チームに『英雄的行為を避けるためのメディカルコードの刷新』に関する通達が出された。
『英雄的行為』として記憶に新しいのは、2013年アッセン戦でホルヘ・ロレンソが左鎖骨を骨折し、プレーソ挿入手術から僅か35時間後にレースに復帰した件。

★今回の通達によれば、選手は麻酔後少なくとも48時間はマシンに乗ってはならないとされ、また、検査もこれまでより厳密となり、サーキット内の医師代表ら複数の検査が必要となる。

★以下が新たなメディカルコードである。

・選手らに対する医療的決定および責任はCMO(地元の医師代表)にあるものとし、世界選手権メディカルディレクター(ミケーレ・マッキアゴデーナ)やFIM医師代表が同意する事。

・レース参戦が可能かどうかの検証は、レースウィークエンドの木曜日午後2時までに行なわれる事となる。各選手は医師らに、それぞれの主治医による治療内容を提示しなければならない。

・各選手は、参戦前に身体能力を証明すべく単純かつ効果的なテストを受けねばならない。CMO(地元の医師代表)より要請された検査が、負傷内容が同じ選手全員に適用されているかどうかは、メディカルディレクターの責任とする。
例1:適切な動きができる、もしくは腰部および膝の関節の遊びが50%以上ある。
例2:最低5秒間、左右ともに片足で立っていられる。
例3:20メートルの距離を15秒以下で、補助なしに歩く事ができる。
例4:20秒以下で昇降10回ができる。

・全身麻酔および硬膜外麻酔、脊髄麻酔、局部麻酔を受けてから最低48時間以内は、FP/予選/決勝戦に参加できない。

・腹部手術に関しては、レース復帰までに2週間から1ヶ月のリハビリ期間を経なければならない。

・脳しんとうの疑いがある選手は、すみやかに、最低その日1日はFP/予選/決勝戦から除外される事。復帰する際は、神経生理状態が通常に戻っていると言う書類を提示しなければならない。
2014年08月31日AS記事参照)



無理は禁物!!クリックPrego > 人気ブログランキングへ

POSTED COMMENT

  1. bb より:

    重いマシンはクラッシュした時の危険度が高いので、最低重量の引き下げはライダーの命を守る為の物という事でしょうね。
    手術後の復帰に関する規定も同じ事。

    全体的にライダーが永く人間として生きていく為のものと言えるでしょうか。

    ただ、マシンの軽量化にはコストが掛かるので、その辺は気になりますね。
    無理なく軽く仕上げる事ができれば良いですがね。

  2. りゅー より:

    選手の安全を考えての改定だろうから、異を唱える気もありませんがね。

    【英雄的行為を避ける】ってとこはなんだろう、しっくりこないような・・・

    過去にいわゆるその【英雄的行為】をした選手たちは、【英雄】になりたくて危険を冒したわけじゃないでしょうけどね。

  3. kaz_u より:

    今でもバラスト積んで調整してませんでしたっけ?
    基本設計はより大事になりそうですが。
    ペドロサ選手には不利かな?

    • La Chirico より:

      最近、バラスト積んでるんで有名なのはニッコロー・アントネッリ選手ぐらいですかねぇ。

  4. motobeatle より:

    最低5分間、左右ともに片足で立っていられる

    というのは、五秒の間違いですかね?
    五分片足立ちは健康な人でも無理だと思います。

    • La Chirico より:

      うわぁ〜ゴメンなさい。
      おっしゃる通り、5秒が正しいです。
      今、原文を確認しました。

  5. shulashushushu より:

    脳震盪については、もっと長期間の休養を与えるべき
    ボクサーだって試合後の最低1ヶ月は練習どころか飲酒も禁止のはず
    クリビーレが引退したのも、走行中記憶が飛ぶって理由だったから…

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

 

ITATWAGP | イタたわGP