MotoGP

ロッシ、芳賀紀行、スピーズ、メランドリ…シルヴァーノ・ガルブゼラが語る


当ブログでもお馴染みの、SBK専門のイタリア強面敏腕記者パオロ・ゴッツィさんのブログから、あのロッシ選手のチーフメカニックさんのインタビュー記事をご紹介しますね!!

『ガルブゼラ:SBK名人がロッシと共にモトGPを夢見る』

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★今シーズンよりヴァレンティーノ・ロッシのチーフメカニックに就任したシルヴァーノ・ガルブゼラ(58才)は、モトGPでの経験はなかったがSBKでは達人として知られていた。
2010年、ロッシ選手が右足を骨折し、その後、レース復帰に向けヤマハSBK機で慣らし走行を行なった際、担当したメカニックがガルブゼラ氏だった。
その4年後、ロッシ選手の指名を受け、新チーフメカニックに就任し、2014年は総合2位獲得に貢献した。

★もう何年も前からSBKでは、ガルブゼラ氏は最高のメカニックと言っても過言ではない存在で、ヤマハの著名ライダーらを担当してきた。ノリユキ・ハガに始まり、ベン・スピーズ(2009年SBK総合優勝)、マルコ・メランドリ。
2011年末にヤマハがSBKより撤退した際には、メランドリ選手と共にBMWに移籍し、2年を過ごしている。

★ガルブゼラ氏のコメント。

【ロッシ選手は10回目のタイトルを狙えると思う?】
「そう思える立派な理由が3つはありますね。1つはヤマハ機が飛躍するでしょうから…ホンダ機とのギャップを縮めてね。2つ目の理由はヴァレ(ロッシ)本人ですよ…マシンがもっと万全の状態になれば、かつてないぐらい迷いのないスタートが切れるようになるでしょう…最初から高速で走って行ける。3つ目は…来年は36才になるわけだが、実に良くトレーニングを積んでいて、マルケスやロレンソらの若手と同じぐらい調整されてます。(10回目タイトルは)狙えるでしょう!」

【2013年末の初めてのヴァレンシア・モトGPテストは?】
「あのヴァレンシアテストですか…1年ちょっと前の…最初の冬期テストね。忍び足でピットボックスに入って行って…どこに居れば良いのかも分からなくて。オーストラリア人のメカニック達がヴァレに挨拶していて…あの長年一緒にやってきてる人達ですよ。それから、別の方には日本人のエンジニアチームが居てね。そして私は、近年最大の勝利ライダーのチーフメカニックに任命されたばかりで…そんじょそこらの仕事じゃないでしょ。と言うわけで、初日はパニック状態…それ以降は、治まっていったが。ちょうど2週間前には、あの時の事を考えてましたよ…同じサーキットで、まったく同じ状況でね。ヴァレと一緒に歩んで来て…当然、総合2位になれるなんて考えてなかっただろうし…2015年には更に伸びていけると思えるなんて考えてませんでしたね。」

【SBKと比べて、モトGPは?】
「スーパーバイクの方から見たら、モトGPのインパクトは特殊です。あっちは、皆、家族みたいなもんだし、あっちこっちのボックスを飛び回って、ちょっと言葉を交わすとか、交換パーツを貸してもらうなんて事も良くあるし。モトGPは、各々がいつも自分のボックスに閉じこもっていますね。それぞれにそれぞれの場所がある世界で…組織は完璧。技術レベルに至っては、違いは更に大きくなるでしょう。私はヤマハM1機について、何ら経験なしに入ってきてしまい、開催サーキットの多くも未体験だった。けっこう心配しましたよ…ただ、良いスタートが切れましたからね。リザルトは出てくれていたし、あらゆる事が徐々に容易くなっていきましたね。本当に面白かったし、この体験については実に満足してます。メカニックとしても、人としてもね。」

【ヴァレンティーノ・ロッシとは、どんな人物?】
「9回タイトルを獲得し、2輪レースの巨人なのに…全くそう言う風に感じさせませんね。我々と一緒になって遅くまでボックスに籠り、ピンと張りつめてくると気の効いた事を言っては上手く和ませてくれる。そばに居ると、なぜこれだけ何回も勝ってこれたのか…なぜ20年も強い走りを続けれていられるかが分かります。各ディテールにマニアックに手を加えていくんですよ。例えば、前年のレースを研究して、どこが上手くいって、どこが不味かったかを教えてくれる。思うような所に辿り着くまで、努力し続けるんですよ。勝ちたいって気持ちに果てがないんです。全てを勝ち得た今でも、更にね。来年は、皆、用心してかからないと…あのマルク・マルケスだってね。」

【多くの著名ライダーを担当してきているが…】
「各人各様。私ら…ボックスの古株は、常に最後に担当したライダーを最高だって思いたがるもんでね。ハガ(ノリユキ)は、夜、寝かせてくれないタイプでしたね。同じフロントフォークを外しては、また付けてと…何回も何回も言ってきてね。(ベン)スピーズは、誰も乗りこなせなかったヤマハ機で、一発でタイトルを取ってしまった…ろくにコースも知らないのに。メランドリは素晴らしいスタイルでハイクラスのライダーだが、時々、迷いが出てくるんです。ヴァレンティーノが違いを見せるのは、彼が常に100%関わってくるからでしょ…テストの時でもね…惜しみなくレースに身を捧げるんですよ。その1分1秒を、たった1つの目標に費やしている…それは勝つ事。他の選手はこんな感じではないですね…もっと軽い感じで受け止めていて…ある時点まで来ると疲れてしまって、離れた方が良くなってきて…パドック内で暴れてたりとかね。ヴァレは違う…戦闘マシンなんですね。常に、そうなんですよ。」

【2014年を振り返って…】
「熱狂的なシーズンで、アッと言う間に過ぎてしまった。デビューして、優勝が2回に表彰台が13回…最後は総合2位でしょ。ミザノの表彰台のてっぺんに、ヴァレンティーノ・ロッシと一緒に上がるなんて夢にだって見れなかったでしょうね。しかも、うちの勝利を祝う群衆を前にしてね。そう…うちの勝利ですよ。ほんのわずか、ちょっとだけは私だって頑張ったんだから。ミザノでモトGPなんて、今まで作業した事ないんですからね。これからはちょっと休んで…でも、もう2月のセパンテストって感じですよ。2015年は、大した挑戦になるでしょ。やってくれますよ、ヴァレならね。」
2014年11月21日INSIDE SUPERBIKE記事参照)







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POSTED COMMENT

  1. gardner_1987 より:

    うーん、シッカリした人だ…

  2. のなめ より:

    >ハガ(ノリユキ)は、夜、寝かせてくれないタイプでしたね。同じフロントフォークを外しては、また付けてと…何回も何回も言ってきてね。(ベン)スピーズは、誰も乗りこなせなかったヤマハ機で、一発でタイトルを取ってしまった…ろくにコースも知らないのに。

    そうか、ハガノリとベンスピも担当していたのね。
    クロスプレーン以前のSBKヤマハはやはり難物だったのか。
    あの年はハガノリの載冠を願う気持ちが強かったので最終戦ベンスピ逆転は物凄く複雑な気分。
    やっぱりハガノリにとらせたかったなぁー

    バレが抜けても大丈夫と期待したベンスピが1勝で終わってしまうんだからホント分からないもんだね

  3. 74SYOJIRO より:

    シルヴァーノさん

    来年もよろしくね♪

  4. 4693 より:

    名コンビ誕生!

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