MotoGP

モトGP機材遅延『ロシアのウクライナ侵攻により貨物便が減っている』カルメロ・エスペレータ

『エスペレータ:ロシアのウクライナ侵攻により貨物便が減っている』

★アルゼンチンGP(4/1〜3)の金曜FPセッションが資材・機材の搬送遅延により完全中止となり、2日(土)にFPおよび予選が行われることとなった。

★3月31日、カルメロ・エスペレータ氏(ドルナ代表)が次のように説明した。

【現状についての追加情報は?】
「3月30日(水)にインドネシアから出立した5便のうちの1便が、モンバサ(ケニア)でトラブル発生となってしまったんです。
そのため、一番最初にトゥクマン(アルゼンチン)に到着していた貨物便をそちらに向かわせ、荷物を回収してこちらに運ばせようとしたところ…ナイロビ(ケニア)で、その貨物便にもエンジンにトラブルが発生したことが判明しました。
結局、ロンドンからナイロビへ向かう貨物便で(エンジン修理のための)交換パーツを運ばせることにし…ナイロビで停まっている便の修理が完了したら、今夜、アルゼンチンに到着することになっており、そうすれば土曜日は全チームが出走可能となります。」

【こうしたトラブルは予想できたの?】
「当初はすべて予定通りに進んでいました。
通常、全世界で1400便が運行しているのですが、現在はロシアのウクライナ侵攻により運航便が減らされており、変更が難しい状況になっているのです。
この30年間、我々も色々と学習してはきたものの、現状の運行スケジュールは複雑化しており…多くはロシアの航空会社なため、2割減しか利用できない状況なのです。つまり、一番の問題は貨物便が充分に運行していないと言うことなのですよ。」

【こうした問題を回避すべく、GP開催スケジュールを見直すべきだと思う?】
「連戦の場合は再考すべきかもしれないが、今回は先のインドネシアGPから2週間あったわけですからね。
前例のないことであり、とにかく、現在の第一目標はアルゼンチンGPを開催させることですから。
モトGP業界は多くの問題を解決することに慣れており、今回もまたそう言う事態なわけで…状況を受け入れていかなければならないのですよ。悪天候などの際と同様にね。」

【GP開催スケジュールを立てる際、常に近距離で移動していけるような順番にすべきでは?】
「現在のGP開催数からすると、スケジュールを組むのは至難の業なんですよ。シーズンに向け、スケジュールの組み立てが最も難しい仕事の1つなのですから。
モトGPは注目度が高いですからね。」

【もっとも被害の大きいチームは?】
「グレジーニとVR46、ドゥカティ等にタイヤの問題が起きています。我々としては、全チームに同じ条件を提供しなければならず、たとえ1チームに問題が生じても予定を組み替えていくこととなります。」

【将来的にレースウィークエンドを、現在の3日間から2日間に短縮する可能性があるの?】
「そう言う目標は立てていません。」

(参照サイト:『Moto.it』)
(参照サイト:『Gpone』)
(参照サイト:『SKY』)

ミシュランが「タイやオーストリアで別バージョンのタイヤを投入するかも…」って言った話は、note『2022 インドネシアGPまとめ』でどうぞ!

POSTED COMMENT

  1. maxtu より:

    >将来的にレースウィークエンドを、現在の3日間から2日間に短縮する可能性があるの?

    なかなか辛辣な記者やね
    確かに過密日程を消化するにはこの案もあったから今回のアクシデントは良いデータになるかもね

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