MotoGP

スッポ『ホンダ現状を改善するには、河内健は適任だ』

『スッポ:ホンダ現状を改善するには、河内健は適任だ』

★ホンダは2023年シーズンに向け、チーム内の体制改革を行い、2022年末にモトGPから撤退したスズキからケン・カワウチ氏(河内健、エンジニア)を雇用した。

★カワウチ氏はタケオ・ヨコヤマ氏(横山健夫。元テクニカルディレクター)の後任として、本社と現場のモトGPチームのコミュニケーションを円滑にし、マシン開発を先導していくこととなる。

★リヴィオ・スッポ氏(元スズキチームマネージャー)が1月30日付けのモトGP公式サイト記事で、次のように話した。

【ケン・カワウチ氏がホンダの新テクニカルディレクターとなったが…】
「ケンはスズキのテクニカルディレクターだったんですよ…つまり、各セッションおよび各レース後に、チームの技術スタッフ全員のレポートを受け取る立場だったわけです。
テクニカルミーティングを取り仕切っていたのも彼だし、情報をまとめ上げ、それを本部に伝えることに長けていましたよ。」

【この7年間、カワウチ氏はスズキ機を勝てるマシンに仕立て上げてきたが、ホンダでも同様にできそう?】
「(ホンダでの)ケンの任務は新マシンを作ることではなく、テクニカルディレクターとしてホンダスタッフ全員が同じ方向に進んで行けるようにすることなのだと思います…重要なことですからね。
なぜ『正しい方向』ではなく、『同じ方向』なのかと言えば、大きな違いがあるからで…つまり、全員が同じ方向に進まない限り、正しい方向と言うものは見えてこないのですよ。
そうしないと、マシンは悲惨なものとなり、しかも、責任の所在も分からなくなってしまうのです。」

【そう言う意味において、カワウチ氏の存在が重要なものになると…?】
「モトGP参戦している選手は全員、『現在のホンダ機はイマイチだ』と思っているわけですが…ただ、1年前の冬季テストやカタール開幕戦では、皆が口々に『ホンダ機が完全復活した』と言ってたんです。
ポル・エスパルガロも『正しい方向に進んでいる』と信じていたし、実際、カタール開幕戦では優勝しそうな勢いだったじゃないですか。まぁ、序盤でプッシュしすぎて、終盤はタイヤがタレてしまってましたけどね。
ところが、シーズン中盤ではポイント圏外の戦いしかできなくなってしまって…。正直なところ、去年のホンダ機については理解不能なんですよ。」

【貴方がホンダでチームマネージャーをやっていた頃は、ストーナーやマルケスが勝ちまくり…カワウチ氏は当時のシュウヘイ・ナカモト氏(中本修平、当時のホンダHRC副社長)のように皆を先導していけると思う?】
「日本メーカーにとって、本社とサーキット現場での情報をやり取りするのは容易なことではないんですよ。
重要な側面なんですけどね…モトGP機の開発全体に影響を及ぼす可能性があるのですから。もしかしたらホンダ内は、そう言う状況になっているのかもしれません。
とにかく、今は全員が同じビジョンを抱き、互いに信頼することが重要なんですよ。でなければ、マシン開発は悲惨なものになってしまうのだから。
ケンは適任者でしょうね。早々に状況を改善していけるよう祈ってますよ。」

(参照サイト:『Moto.it』)
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Twitter

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POSTED COMMENT

  1. 玄人ピットクルー より:

    ケンには是非良いマシンをホンダで作ってもらいたいものだな。
    アルベルトとの相性が心配だがマルクやタカ、そして気心の知れたジョアンやアレックスの為にも頑張ってもらいたいね。
    まずスズキ機の経験を活かしてホンダ機のジオメトリーをオフセットしてからシームレスなデバイスをアジャストして欲しいね。そうすれば絶対にマシンは良くなると私は睨んでいる。
    ケンがシュウヘイの様な働きが出来るか様子を見てみよう。

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