『カピロッシ:いずれ全クラスが電動バイクになってしまう?』
★今年の2月21日、ローリス・カピロッシ(50才、1990/1991年125cc総合優勝、1998年250cc総合優勝。現在はレースディレクションメンバー)が次のように話した。
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【今後、モトGPはどうなっていくの?】
「我々は各メーカーやミシュランと密なコラボ関係になっていて、どれぐれいのコストでどこの向かって行ってるのかを把握するようにしています。
けっこう努力しているし、私はこうした促進担当になってるんですよ。」
【いずれ全クラスが電動バイクになってしまう?】
「あと10年は現状のままだと思いますけどね。ただ、先のことは何とも言えないから。まぁ、そう言う可能性もあるでしょう。
個人的には、モンテカルロで通常バイク1台と電動スクーター1台を愛用してますけどね。」
【現在、モトEクラスのワンメイクマシンは、ドゥカティがサプライヤーになっているが…】
「以前、ワンメイクを担当していた『Energica』には、かなりコラボしたんですよ。
面白いマシンでね…加速は素晴らしいし、トルクなんて物凄いから。ただ、重量がかなりのもので…そこが唯一の難点なんですよね。
モトGP機ぐらいの重量(157kg)になれば、けっこう面白んだけど。」
【ところで、昨今の選手らは全員友達関係と言った様子だが…本当にそうなの?】
「それほど友達関係と言うわけではないと思いますけどねぇ。
一昔前は、ライバルと仲良くなるなんてことはなかったけど、今はネットが盛んで…以前にはなかったような注目のされ方をしますからね。
とにかく、負けたら嬉しくないのは昔と同じでしょ。」
【息子さんは二輪レーサーになる気はないの?】
「3才ぐらいの時に嫌ってほどオートバイに乗せたんですよ…私の時間が許す限り、乗せまくったんです。
そのおかげで、もううんざりしたみたいなんですよね。良かったですよ。計画通りに行きました。うちの両親のような想いはしたくないんでね。
時速350kmで走るなんて、安全面においては最高とは言えませんからね。」
【つまり、貴方はそれで満足している…?】
「大満足ですよ。思ってた通りになりました…家族は大切ですからね。それが一番じゃないですか。」
[ 完 ]
(参照サイト:『Sky』)
(Photo:Instagram)
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