MotoGP

バニャイア『(タイヤ作業では)金曜セッションを無駄にしてしまい…でも、理由は言えない』

『バニャイア:(タイヤ作業では)金曜セッションを無駄にしてしまい…でも、理由は言えない』

★9月29日(日)、インドネシアGPのモトGPクラスでフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー)が、決勝3位だった。現在、総合2位(-21ポイント)。

★スタート時にマシンが跳ねて、グリッド4位から6位まで落ちた。終盤ぐらいから徐々に追い上げ、3位を獲得した。
土曜スプリント後は総合首位マルティン選手と12ポイント差にまで縮めたが、日曜決勝後は21ポイント差となってしまった。

★決勝後、バニャイア選手がイタリア衛星放送『SKY』のインタビューで、次のように話した。

【今回の決勝については?】
「金曜セッションが苦戦スタートだったことを思えば、満足はできますけどね。
今週末は、(マルティンとの)ポイント差を縮められるとは思ってなかったのに、3ポイント縮められたんですから。
そこはポジティブでした…でも、昨日のスプリント後は自信が高まってたんで、絶対に好スタートが切れると思ってたんですよねぇ。
ところが、また何かが完全じゃなかったようで…スタート時に何が起きたのか、きちんと調べてみないと。
僕はけっこう得意な方で、常に同じように出来てたんですが…最近はダメダメなんですよ。いつもスリップしてしまって…今日はまずウィリーして、それから空回りし…順位を下げてしまいました。
これ以上馬鹿なことはしちゃいけないって思ってるうちに、多分、また2人ぐらいに抜かれたんだと思います。
だから、レース展開からすると、この3位はポジティブですね。」

【マルコ・ベッツェッキ(ドゥカティ2023年機)を抜くのに、けっこう手間取っていたが…】
「2023年機の方がトラクションが上なんで、接近するまでが大変で…でも、フランコ(モルビデッリ)は僕と同じ最新機なんで、もうちょっと楽でしたけどね。
推力と加速を高めようと、下降デバイスを駆使してたんですが…とにかく、フランコを抜く時の方が楽でした。」

【スプリントではリアにソフトタイヤを履いて超速だったが、決勝ではミディアムにし…】
「(タイヤ作業に関しては)金曜の午後セッションを完全に無駄にしてしまい…ただ、理由は言えないんですよ。
それで土曜日は(ミディアムを)使わなかったんですが…でも、決勝では最終ラップで自己ファーステストを出してるんですよね。
良い感じなんだけど、とにかく、(終盤になるまでは)色々な理由から1周走り切るのが大変で…ミスもちょっとしたし、渋滞もちょっとあったんですけどね。
とにかく、レースでは良い感じだったんですが、ある時点までは波乱万丈って感じで…簡単に抜かれてしまうし、ブレーキングで寄って行くのも大変だったし。
でも、そう言うのが大丈夫になった途端、オーバーテイクできるようになって…なんだか複雑なレースでした。」

【ドゥカティ2024年機に、なにか問題があるの?】
「非常に競争力の高いマシンなんですが、リアタイヤの熱入れに2周ちょっとかかってしまうんですよ。
だから、グリッド前方スタートなら、ブレーキングやコーナー進入でカバーしていけるんですが…後方スタートだと苦戦してしまうんです。
思うようなハードブレーキングができなくなって…先行機に気をつけて、きちんと車間距離を取らなければならないから。
単独走行なら、なにかと楽なんですけどね。」

(参照サイト:『Corse di moto』)

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