『タルドッツィ:もしバニャイアがロッシに操られて、マルケスと問題を起こしたら…』
★1月20日、ドゥカティファクトリーの2025年プレゼンテーションがイタリアのマドンナ・ディ・カンピーリョで行われ、フランチェスコ・バニャイアやマルク・マルケスが新カラーリングを披露した。
★ドゥカティは2人のチャンピオンライダーを組ませたことで、チーム内に問題が発生する可能性も覚悟している。
実際、2017〜2018年、ホルヘ・ロレンソとアンドレア・ドヴィツィオーゾが組んだ際に、そうした問題が発生した。
★もし問題が発生した場合、ダヴィデ・タルドッツィ(チームマネージャー)が仲裁に入ることとなるが、同氏は冷静でも駆け引きが上手いタイプでもない。
★同プレゼンテーションでタルドッツィ氏が次のように話した。
【バニャイア&マルケス選手は、チームメイトとして上手くやっていけそう?】
「2人とも超速ライダーなうえに、賢い選手ですからね…マネージメントは楽でしょう。
ペッコ(バニャイア)のことは良く知ってるし、マルクについては、今、徐々に分かってきてるところで…ただ、ドゥカティ精神に関しては、すでに良く理解してくれてるようなんでね…我々やペッコとのコラボ関係についてもね。
あの2人は朝食の時やイベント中でも良く話してるようだし、けっこう意見交換してるみたいですよ。賢くコラボしていけるってことでしょう…全然心配してませんよ。」
【もし波風が立ったら…?】
「上手く取り仕切りますよ…人生、何が起きるか分からないんだから。ただ、物を言うのはトラックでの結果ですからね…どちらがどんな結果を出すか。
ドゥカティとしては、両選手ともベストな形でサポートしてゆくつもりです…一方が別の道を選んだとしても、こっちは上手く仕切っていけるでしょう。
ジジ(ダッリーニャ)やチームは何をすべきか心得てるし、今後については両選手にじっくり話してますからね。
とにかく、重要なのは5日間のテストで然るべき決定を行うことなんでね…特にエンジンは2026年も使用されるものなんだから。」
【ペッコはロッシのVR46アカデミー所属だし、ロッシと言えば、いまだマルケスのことを許していないようだが…】
「ヴァレンティーノ・ロッシは偉大なチャンピオンライダーであり、私も憧れてましたよ…ただ、ペッコはペッコであって、ヴァレンティーノじゃないんだから。ペッコなりの考えがあるでしょ。
ペッコもビッグチャンピオンなんだし、今後、もっと偉大になっていくでしょう…だから、他の人間の言うことを鵜呑みになんてしないし、操られたりもしないでしょう。」
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)