MotoGP

ミル『12位ぐらいのために転倒し続けるなんて意味ない…って思うこともあった』

『ミール:12位ぐらいのために転倒し続けるなんて意味ない…って思うこともあった』

★9月26〜28日、日本GPが行われ、モトGPクラスのジョアン・ミール(ホンダファクトリー)が予選2位、スプリント4位、決勝3位だった。現在、総合15位(−469ポイント)。

★決勝後、ミール選手が次のように話した。

【最後に表彰台に上がったのは2021年11月のポルトガルGPだから、1000日以上が経っており…】
「本当に色々なことがあって…表彰台に上がるって言うのが僕にとって何を意味するのか、1回のインタビューでは語り尽くせません。この1000日以上の間に本当に色々とあったんで、今は本当に素晴らしい瞬間なんですから。
色々なことが思い出されて…それまでは競争力の高いマシンに乗っていたのに、最悪な状態のホンダに移籍すると言う賭けに出たこととか…一夜でガラリと変わったわけじゃなく、本当に時間がかかったんです。
この表彰台を堪能するために、僕らは戦ってきたんですよねぇ。ホンダに感謝してます…あと、僕のことを信じてくれた皆さんにも…時には僕以上に僕のことを信じてくれて。
ここまで来れたんですからね…また出来ると思いますよ。」

【今回の決勝については?】
「序盤ではマルク(マルケス)やアコスタよりもちょっと速い瞬間があったけど、フロントタイヤに無理をさせなければならず…完走できないじゃないかって、恐かったですよ。
ラスト8周は本当に恐くって、今回、そう言うのは勘弁して欲しいと思って…それで、けっこうコントロールしなければならなかったんです。最終的に報われましたけどね。」

【ホンダ機が改善されたようで…】
「ここ数戦の伸びっぷりのおかげで、笑顔が出てしまうような操縦ができるようになりました。
強いブレーキングも可能だし、コーナーにも強く入っていけるし…まだドゥカティみたいな加速はないけど、表彰台に上がれたんですからね…もう次のレースのことを考えてますよ。」

【自分自身の実力に疑念を抱いたこともある…?】
「かなりあります…これって、命を賭けるようなスポーツなんだから、時には払った犠牲が報われてくれないとキツいじゃないですか。
10〜12位のために、こんなに何度も何度も転倒してたら割に合わないだろうって…思ってました。
表彰台に上がれる可能性でもない限り、プッシュし続けようなんて気持ちには…なかなかなれなかったですね。」

(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Instagram

POSTED COMMENT

  1. はち より:

    ホンダファンでは無いがミールもルーカもホンダのドン底の時に来て、最初は感謝されながらもなかなか結果が出ずに時には「この二人ではダメなんじゃないか?」なんて言われる事もあったけど、ここ最近ようやく結果が出始めてチーム含めて苦労が報われて来たのでこの二人で優勝まで行って頑張ってほしい
    同時にこのドン底から逃げたマルクには「ホンダの顔」として戻って欲しくない
    とは言えレース後の涙を見ると今回のチャンピオン獲得はマルク個人の苦労が報われて良かったと思った

  2. K より:

    久々にミルらしい走りが帰ってきて感動。

  3. 851 より:

    とにかく転倒が多かったですからね……。2020年は転ばないことでチャンピオンを勝ち取ったというのに。なので見ていて本当にほっとしました。

  4. ugem より:

    去年の茂木と比べて予選タイムもポールタイムは僅かしか伸びていないのに、ホンダは1秒以上向上しています。HRCの努力のおかげでしょう。

  5. なな より:

    どん底から逃げたマルク?
    攻めた行動ともとれますが?

  6. ポル より:

    HRCの努力が実りってのもそうですが、今年から入ったアレイシがやっぱりキーマンなんですかね。
    スズキやアプリリアのマシンを開発してきた経験から、やはりテストライダーの素質がありそうに思えます。
    長く選手を続けただけあり、色々な引き出しを持っているんでしょうね。

  7. 通りすがり より:

    逃げた?後追い後追いうるさくいう輩がいても、必死で頑張ってたことをもう忘れたらしいな?

    しかし1000日か。マルケスが再び勝ったのもそうだったし、石の上にも三年というのはなんかあるなぁ。

  8. 9681 より:

    マシンのポテンシャルが低いため移籍するのは
    逃げたなんだ…

    最良なマシンを求めて移籍する選手はみんな
    逃げてるんだねw

  9. リターンスペクテイター より:

    報われてよかった。
    でも、まだ全然終わりじゃない。
    来年以降は、マルケス+ドカを倒して覇権を取り戻さなければ。

    正直、近年の HONDA には「どうせ勝つのはオレ達」という慢心があったと思う。
    それが、優れた敵将の出現やナレッジとノウハウのウェイトの逆転、
    パンデミックという不測の事態、二輪車業界の経済状況の変化で、今までのやり方が通用しなくなった。
    が、いつの間にか身についていた慢心が変化と対応を阻害し、
    かつては下に見ていた欧州勢の先行を許したのでは。

    適切な戦略を欠いてはまともに戦うことはできないし、
    レース用バイクにはまだ未開発の領域がある。
    勝つ為の統一的ビジョンを持って開発に地道に取り組めば、支配者を倒せる。
    そのことを HONDA は学んだ。
    この表彰台は、それを証明する一つのマイルストーンなのだと思いたい。

  10. NSR50 より:

    マルクは逃げたんじゃなく、ただ単に勝利を求めての移籍だったし、それが実を結んだだけだと思う。
    ミルのポディアムもかなりの艱難辛苦を乗り越えてのものだけに感じるものはあるよね。
    GP関係者を含めてかつてのホンダを知るものとしては誰もが復活を信じているだろうけど、かつてのような覇権を握るまではもう少し時間がかかるだろうけどね。二輪も四輪も昔みたいにエンジンだけで勝てる時代じゃないからね。

  11. 九十九里鬼 より:

    マルケスが逃げたとか言ってる人はドゥカティで一勝も出来ずにヤマハに戻ったロッシとか一つの勝ちすら出来なかったから負け犬の逃亡とか言うのかな?

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

 

ITATWAGP | イタたわGP