WSB『ビアッジ:妻と息子のために』
マックス・ビアッジの笑顔(皆が重んずる)が戻った。笑顔で、たっぷりと質問に答えてくれる。
笑顔になるに充分な理由がある…2レース制覇(しかもハイレベル)、そして、総合ランクでもライバル達との差がけっこうついたのだ。
かなり後方からのスタートにもかかわらず…。
「そこが一番ですよね!あれだけ遠くからスタートして勝つってのは満足感も大きいね。2回とも厳しかったが良いレースでしたね…危険な目にもあったし…特に2回戦目なんかは一見そうは見えなかっただろうけどね。うちが持ってる力を、できるだけ発揮するよう頑張りましたよ。」
予選ではこんなに順調に運ぶようには見えませんでしたね。
「複雑な予選でね…厳しかったし、うちは10分程度でスーパーポール圏外になってしまったし。ただ、チームと一緒に懸命に作業を進めてね…最終的には解決策を見出せましたけどね。」
タイヤのチョイスが難しかったのでは?
「予選の間、ずっと上手くやろうと頑張ってたタイヤと反対にしてみたんですよ。最速ってことは一度もなかったんだけど、持続性に関してはかなりの信頼感がありましたね。多分、他の選手はタイヤでトラブってたんじゃないのかなぁ。選択肢が6〜7つあったんで(通常は3〜4)混乱してしまったのかもね。」
このまま勝ち続けていけると思ってますか?
「まだまだ安心とは言えませんね。次戦からもう、色々と変わってくるでしょう。加速面を改善させなければ…対戦チームらはそこがかなり進んでるんだからね、ホンダやBMWみたいに。」
表彰台に『おしゃぶり』をくわえて上がったのは?
「うちも息子が初めてレースを見に来たもんだからね。まるで、いつも来てるみたいでしたよ!物怖じせず、皆にニコニコしてね。今回の2連勝は息子と妻に捧げてるんで。」
今回の2連勝において、ビアッジ選手の功績はどのぐらいですか?
「さあね!(笑いながら)重要なのは結果だからね!」
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gpone 2012年06月09日)
ビアッジ夫妻それぞれが息子さんを抱きながらインタビューに答えてたんですが、報道陣のマイクに叩くは噛み付くは…本当に物怖じしない赤ちゃんでした。
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