
『ダッリーニャ:マルク・マルケスは…私に少し似ている』
★5月9〜11日、フランスGPがル・マンのブガッティ・サーキットで行われた。
★5月10日(土)のスプリントにおける、ドゥカティ選手のリザルトは以下のとおり。
首位マルク・マルケス(ドゥカティファクトリー)
2位アレックス・マルケス(ドゥカティグレジーニ)
3位フェルミン・アルデゲル(ドゥカティグレジーニ)
7位ファビオ・ディ・ジャンナントニオ(ドゥカティVR46)
15位フランコ・モルビデッリ(ドゥカティVR46)
※フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー)はリタイア。好スタートを切ったが、第2ラップの第3コーナーで4位走行中に転倒。
★スプリント後、ドゥカティのジジ・ダッリーニャ(ゼネラルディレクター)が、イタリア『SKY』で次のように話した。
【ここまでマルク・マルケスはスプリント全勝で…】
「彼と組めて、本当に嬉しいですよ…超速なうえに、今使える物をフル活用できるタイプですからね。
マルクは性格が私と少し似てるんですよ…目標を決めたら、達成させるまで諦めないところがね。」
【決勝もオースティンとヘレス以外は常に優勝していて…】
「これ以上のことは望めないってぐらいですよね…絶好調でしょ。彼の活躍には大満足ですよ。
大きな目標を達成しようと思ったら、やはり彼が頼りになるのでしょうね。」
【チームメイトのフランチェスコ・バニャイアは、まだ1勝で…】
「苦戦の理由は、私達に依る部分もあるのでね…サポートしていかなければ。チャンピオンライダーにとって、いちばん重要なのは…精神的な部分と言うのも、往々にしてあることでだから。
気持ちが定まれば、なんでも楽にできるようになり…どうすべきか、容易に理解できるようになるものでしょう。」
【バニャイア選手はフロントのフィーリングが掴めず…スプリント転倒後は、他のドゥカティ選手のデータを検証していたそうで…】
「今、ペッコはまさに私達のサポートを必要としているのでしょうね…こちらも彼のサポートが必要なんですよ。私としては、チャンピオンライダー2名に優勝争いをしてもらいたいのでね。
ペッコが身体を慣らし、フィーリングを掴んでゆくためにはレースで走る事が必要なんですよ…本来の実力を発揮できるようになると思ってます。
とは言え、ペッコがマルクの真似をするようなことはないでしょう…彼は彼の道を進んでいきますよ。」
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)
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もしペッコがマルケスの真似をしだしたら、いよいよ迷走するのかもね
そう考えるとマルケスのセカンドライダーはいるアレックスが合うのかなぁ
色々と比較されて言われ過ぎて諦めに近いけど、マイペースでいてるもんね
あれはあれで才能のひとつかも
完全にラブラブですね。
ダルドッツイさんはペッコの方が好きなのではと、リアクションやインタビューから思います。
マルケスが結果を出すことでドゥカティ機がかつてのホンダ機の様な歪な進化の道を辿るのではないかと心配する向きがある
確かにその可能性は0ではないが、ドゥカティの開発陣が正しい方向を見ていれば防げると思う
それこそ昔のドゥカティは非常にクセのあるマシンでロッシでさえ手綱を握るのに苦労し僅か2年で見捨てたほどだった
そんなマシンを前任者から引き継ぎ最強マシンと言われるまでにしたのがジジ・ダッリーニャであり現在の開発陣だ
デスモの開発に貢献したドヴィツィオーゾとロレンソのような開発に長けたライダーの存在が重要なのは確かだ
しかし、1988年のホンダで後の位相同爆エンジンに繋がる出力特性改善の方向に舵を切る決断をした元HRC監督の吉村平次郎氏の様に、エースライダーからの要求が無くても問題点を見つけることは可能だ
今年の開幕前テストでペッコが僕とマルケスの要求は非常によく似ていると言っていた
マルケスがマシンに求めるもの自体はそう的外れではないみたいだし、他のライダーの意見も参考にしつつジジ達が正しい道を選ぶことが出来ることを期待したい
最高のエンジニアが最高のライダーを得たんだから顔が綻ぶのもわかりますね。
モトGP機は市販車じゃないのだから
例え扱えるものがたった一人でも最高に速いマシンを作りたがるのは
むしろエンジニア魂なのかもしれない。ライダーもマシンの一部だし。
チームやメーカーの立場だとそうは考えないと思うけど。
ジジの発言を聞いてると「マルク専用のものすごいマシンを作ったる」って感じに聞こえますね。
今はまだバニャイアと開発したマシンですからね。
マルクが乗れば0.1秒削れるなら、そういうマシンを作るんじゃない。
たとえペッコが削れなくても。それが自然な流れなのかも。
結果はマルク以外は乗りにくくなるのかもしれないけど。
マルクを選んだんだからドカティの進む道ですね。
新しい若手がいずれマルクのマシンを乗りこなすときを楽しみにしましょう。