MotoGP

ドゥカティ、Open機問題に反論『例外はうちじゃない!すべて明白!!』パオロ・チャバッティ

このごろ噂のオープン機…
例のソフトウェア問題やら、新カテゴリー『ファクトリー2』やら…
おっ!
やっとドゥカティ側からのコメントが出てきましたな。


『ドゥカティ:例外はファクトリー機の方であって、うちじゃない』

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★パオロ・チャバッティ(ドゥカティ・モトGPプロジェクトディレクター)が、ドゥカティOpen機参戦について次のようにコメント。
「我々としては、ドゥカティでは今回の決断なり理由なりを秘密にしておいた事はないような気がするんですがね。うちでは単純に、オプションが2つあると言う規則を守り、より制限のない方を選んだだけの話であって…やらねばならない作業を考慮しながらね。

【より安価にと言う『オープン機』精神を守らなかったと言う声が上がってるが…】議論に加わる気はありません…事実だけに留めておきましょう。『オープン機』がローコスト・カテゴリーだなんて、どこに書いてあるのかと言う事を知りたいものですね。プロモーターの懸念については理解してますが…成り行き上、技術リソースや予算をより有するメーカーの側から上へ上へと進んで行ってしまうのを、ワンメイク・ソフトウェアでもって避けようとしていると言う事は理解してます。いわゆるプライベートチームにとって電制システムが賄えないような金額にならないよう…そして不利になってしまわないような方向での措置だと言う事でしょ。

【ドゥカティは1メーカーで、オープン機参戦する訳だが…】今言った通り、うちでは何ヶ月か前に公表されたレギュレーションに則っており、オープン機がプライベートチーム専用だなんてどこにも書いてませんから。むしろ、レギュレーションに書かれている事からすると、例外はうちではなく、ファクトリーチームの方と言う事になるでしょ。燃料とエンジンに制限がある中、独自ソフトウェアの開発ができるんですから。

【電制システムについて、ドゥカティのせいでオープン機用のが進化され過ぎたと言われているが…】その件についても取り決めは明白なもので、ミーティングで毎回話し合われてきた事柄ですよ。ワンメイク・ソフトウェアは継続的に進化していくものであり、使用者は誰でも個々の改訂を要請できると。改善可能かどうかを検討し、受入れるかはドルナが決める事であって。条件としては、改訂が一般的なものでない場合は要請者が経費を負担する事、また、全員が使用できるものとする事。驚くような事は皆無に思われますが…当初から全て明白な事でしょ。

【エスペレータCEOが、ドゥカティは『ファクトリー2』に賛成だと言っているが…】MSMA(メーカー協会)から同案について、つい先程、連絡をもらいました。まだ各側面について検討している最中で、現時点では同変革がどう左右する事となるのか言える状態ではありません。技術的な側面についてもね。

【ライバル陣は、ドゥカティに脅威を抱くようになる?】各ファクトリーチームにとって、うちのパフォーマンスが懸念されるとは思ってません。どちらかと言うと、オープン機を使っているチームの方でしょうね。とにかく、第2回セパンテストでもフィリップアイランドテストでも、ポジティブなフィードバックが得られたのは喜ばしいですね。家の目標はまた活躍できるようになる事…ライダー陣は自信を持ってるが、ただ、まだまだ解決すべき問題がありますから…アンダーステアとかね。」
(Source:2014年03月06日 Gpone記事より抜粋)




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POSTED COMMENT

  1. simokatana より:

    あらら、こっちも開きなおってる(*_*)

  2. バイクが好き より:

    ドゥカテイに乗っていた者としては、こんな姑息なやり方では無く、正々堂々とやってほしい。
    アルミフレームにして仕事量を増やし迷路に入ってしまったのは自分たちだよ。
    ホンダもヤマハも 「得意な分野でやっていく(ライデイングスポーツ4月号)」 事で勝ってきたのだから、何が自分たちの得意分野かよく見極めて戦略を考えればいいのに、得意なのは政治分野か。

    800ccになった時みたいにストレートでぶち抜き「デスモドロミックすげー 」という所を見たかったのに幻滅した。

  3. 7joe より:

    電制システムがドカ製なら、もうなんでもあり。

  4. より:

    MOTOGPクラスにおける、本当の問題は、ドカがまるで走らない事。それだけ。

    現場は別にして、テレビ観戦の場合、トップ争いと第2グループのバトル以外、バトルが有っても殆ど映像が来ない。下位グループは映らない、台数が出たって、接近しなけりゃ意味が無い、面白くなければ意味が無い。

    例えば昨シーズン、もし、ドカが日本メーカーに追いつかずとも、近ければ、飛びぬけた3人は別にして、ドビとニッキーが、ロッシやクラッチロー・バウチスタ・ブラドルと、想像するも楽しい熾烈な4位争いを展開していた筈。二人ともその実力がある。ペドロサには波が有るから、サーキットによっては、3位争いに上がってくる場合もあっただろう。イアンノーネの伸びももっと良かったかもしれない。問題はドカにあり。大体、かろうじてCRTの前を走っている始末で、場所によってはA.エスパロガロに抜かれる始末。

    MOTOGPクラスの一番の問題は、台数が少ない事より、ファクトリーなのにドカが遅い事。(勿論増えたほうが良く、マシン差も接近した方が良い。)

    各チームに、マレリ支援の要請など、アホか。日本メーカーの技術を盗もうとする行為だろう。初めから、有り得ない。ヤラセか! 電制も遅れているドカは、オープンの為に自分のソフトを出しても、何も懐が痛まないどころか、オープン機が、自分のファクトリーマシン同様になり、ワークス+24L燃料+12基エンジン+エンジン開発+ソフトタイヤのアドバンテージのみ得られる。不利益は何もなく、利益のみ。 ドカがGPに貢献するために出した様な話では無いだろう。

    マシン開発より、電制ソフト開発の費用が掛かる場合にのみ、電制コスト節約うんぬんの話は、辻褄がかろうじて合うが、そもそも、自分で開発が出来ず、他社の支援が必要なメーカーを、何故、ワンメイクECU・ソフトに選定した。 初めからおかしいだろう。 今期、ファクトリー以外の、オープンの底上げを目論んでのソフト投入なら、もっと時期が速くなければ、これまたおかしい。

    ドカに関して言えば、レギュレーション上は問題が無い。確かにその通り。
    日本メーカーの政治的駆け引き下手か。マレリとドカの関係から予想しておくべきだった。
    エスペレータの計画通り。

    あとは政治力の問題と、
    台数には貢献しているがGP界の御荷物、そしてライダー殺し、にもなってしまっていたドカを、どこまで甘やかすかの問題。
    ドカ、今の所タイムは出てますね。しかし、ホンダもヤマハも予選燃費を封印している様にも見えたし、蓋を開けたら、ドカ、またもや今年も同じだったりしてね。もう、そしたら恥ずかしいなぁ。

    その昔、後でわかったことだが、どういう訳か発売直後のはずの、パンタF1を自分の町で見て、度肝を抜かれて以来、ある種、自分の中で、特別の位置にあったドカ。中免で乗れないから余計。なんだか地に落ちてしまったなぁ。ドカはせめて面白いレースを見せてくれ。あっ、それをするのはライダーか。

    今後、最高峰としての、MOTOGPはどこへ行く。空力の開発余地があるF1と違い、それの少ない2輪は、電制も主戦場のひとつ、最高峰であるからには、開発競争も魅力、MOTO2とは違う。ドカが遅いため、と自分は思うが、変な方向へ行こうとしている。

    見るほうは、いっそ、電制無しも面白いが、市販車も電制を搭載している今、メーカーにとって、実験場としてレースの魅力は落ちてくる。どうするホンダ。ヤマハは沈黙しているな。

    うーむ、世界経済復活祈願。でも、バブルはご免。

  5. とあるリッターのSS乗り より:

    結局、不正やらないと勝てないほど技術力の無い自分らが悪いのにね。
    SBKでも勝つために4気筒マシンを本気で開発してきたアプリリアに対し、2気筒で1200ccをゴリ押しするあたり、ドゥカってクズばっかなのだろうか?
    本気で勝とうと思うなら、こだわり(笑)の2気筒なんて捨てて、デスモセディチRRの廉価版でホモロゲ取るなり、新しい4気筒マシンを本気で開発するなりすれば良いでしょうに。

  6. YP より:

    要するに、「ファクトリー2」とは・・・
    ライダー1人あたりの年間に使用可能なエンジン台数は、ワークスは最大で5基に対して9基。
    ワークスはエンジン開発は凍結に対して開発自由
    最大燃料容量はワークスの20リットルに対して22.5リットル・・・
    ソフトを公開することを条件に、独自のECUソフトの使用と開発が可能?
    ワンランク柔らかいタイヤの使用

    ドルナのドカに対する優遇レベルは・・・
    MotoGPがスポーツと呼べる物では無くなった、と言うこ事では?
    そしてドルナは、オープンクラスの哲学までも歪めました。
    もはや理解不能ですww
    ドルナはMotoGPをプロレス的興行として考えてるのかもしれません?www

    レースで開発の意味は、アドバンテージを得る為のコストであって
    技術を提供する事が前提なら開発の為のコストは全く意味が有りません。
    ホンダはRC-Vの開発に関して、独自のECU開発に最も比重を置いてると思います。

  7. ZRX より:

    最近、赤色を見るとむかっ腹が立つ!!
    何年もマシンまとめられないなら、やめちゃえよ!!!

  8. より:

    ドゥカティ、ビモータ、マルゾッキ、ブレンボ、カンパニョロ、ホワイトパワー、ニコバッカー。
    後ろの、2社のみオランダで、あとは全部、イタリアン。

    かつて憧れたブランド達。

    ドカ、イタリアの雄として、早く、ハンデ無く戦える様になっておくれ。

    ファクトリー2はともかく、
    ドカ以外の、オープン機の為の、電制テストを、実践すべき。

  9. Tom-R より:

    確かにレギュレーション上は問題無いですね。
    Openがローコストカテゴリーなんて書いてないというのもその通り。
    本当にローコストカテゴリーにするなら買い取り規定とか付ければ良いんですしね。

    問題の論点はそもそもそこじゃなくて,Open機の共通制御がDucatiワークス用の制御で,
    かつそれが今まで他のチームには配布されていなかったのに,DucatiがOpenで出るタイミングでリリースされたってことですよね。
    この上もし今後またDucatiに合わせたECUアップデートが入るなら,それってDucatiは実質ファクトリーじゃないですか?ってことで。

    なんだか理屈が通っているようで屁理屈にもなっていない…。

  10. 軽~視~ストーナー より:

    さてさて。ここまでしてもらって、勝てるかなー^^
    勝てなかったら悲惨だねん^m^

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