なぜロッシはペナルティなしなのか？：2016ミザノGP

『ロッシは2回はみ出したがペナルティなし』

★9月11日（日）、ミザノ決勝レースの終盤ラップで、ヴァレンティーノ・ロッシが前後輪ともコースアウトして走行する様子が映像で残っているが、ペナルティは受けなかった。

★マーヴェリック・ヴィニャーレスは同レース中、同じ行為によりペナルティを受け、後続選手にポジションを譲っている。
アンドレア・ドヴィツィオーゾとカル・クラッチローも同様にペナルティを受けている。

★マイク・ウェッブ氏（レースディレクション代表）が同件についてコメントした。
「確かに、ロッシは第16コーナーでコースアウトしてますね。モトGPクラスの大半のライダーがコースアウトしていた箇所です。1回…おそらく、2回ははみ出していたかな。
コースアウトしても事故が起きないように、あそこをアスファルト舗装にしているんですよ。安全のためですね。ただ、コース境界線として使うことは許可してません。でも、ミスで出てしまうことはあるものでね。ある選手が1回はみ出して、そのうえ、なんのメリットもないなら、ただのミスであって…2回までは大丈夫ですね。」

【ヴィニャーレス選手の場合は？】
「何度も繰り返してやったらアウトです。マーヴェリックにペナルティを科したのは、何度もはみ出して走ってたからですよ。たとえなんのメリットがなくても何度もやったら、やはりメリットがあったと見ましますね。
1〜2回なら、なんらかの事情によるものかもしれないが、それでもメリットがあると見なされたら自動的にペナルティを科します。ただのミスならば科しませんけどね。」

【ロッシ選手の場合は？】
「問題なしです。他の多くの選手と同じですね。何度も繰り返していなかったので、ペナルティもなしです。」

★なお、予選2でロッシ選手はコースアウトしたためにタイムが無効とされたが、ロレンソ選手がPPタイムを出した際、同様のことをしても無効にはならなかった。
これは、スロー映像で確認したところ、ロレンソ選手のタイヤがほんの僅かに白線に触れていたからで、もし前後輪ともにコースアウトしていれば無効とされた。ただし、同タイムが無効になっても、ロレンソ選手の2番目に速いラップタイムが1分32秒076なので、結局、PPはロレンソ選手が獲得したことになる。

（2016年09月13日『Marca』記事参照）
（2016年09月10日『Moto.it』記事参照）

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ロッシvsロレンソの口論会見の後、双方、母国語ぶら下がり会見でコメントしてたんですが…
ロレンソ選手が、けっこうねっとり愚痴ってまして…
遂には、ジャコモ・アゴスティーニ御大からの説教コメントまで出てきてしまいました。
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【2016ミザノGPまとめ その1 ロッシ＆ペドロサ】［2016年09月14日 Vol. 108］

●ロッシ警戒せよ『ペドロサは僕相手だと常に全力』
●ロッシ場外舌戦、ロレンソ愚痴る『37才にもなって…』

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