MotoGP

ペルナット2020年シーズン成績表:スズキ、ホンダ、KTM、アプリリア

『ペルナット2020年シーズン成績表:スズキ、ホンダ、KTM、アプリリア』

★12月14/21日、伊モトGP業界のご意見番カルロ・ペルナット氏(個人マネージャーとしてカピロッシ、シモンチェッリ、イアンノーネ選手らを担当してきた)が、2020年シーズンにおける各選手のパフォーマンスを次のように評価した。

★スズキ

【ジョアン・ミールは?】
「もちろん、合格ですよ。ビッグライダーだってところを見せてましたからね。タイトル獲得後、ポルティマオでは確かに酷いレースをしてしまいましたがね。
でも、まだ若いんだし、あれだけのプレッシャーに打ち勝ったんだから。ミールが本当にタイトル獲得にふさわしかったのかどうかが、来年はさらに分かってくるでしょう。」

【アレックス・リンスは?】
「追試組ですね。肩を負傷してしまったせいではなく、回復してから2回馬鹿なミスをしてしまったからです。本人も分かってるでしょ。あのミスがなければ、タイトルを取ってたんだから。
まぁ、自分自身に怒りをぶつけるべきだろうね。」

★ホンダ

【アレックス・マルケスは?】
「追試ですね。表彰台を2回取ってから資質は上がっていたから、終盤レースではもっと成長してくれるものと思ってたんですよ。ところが、逆に後退してしまってねぇ。
シーズン終盤では、序盤の頃のパフォーマンスに接近していたとも思えないし…つまり、いまだ仕上がってないってことですね。」

【ステファン・ブラドルは?】
「合格でしょ。ホンダにおける唯一のテストライダーと言った状態で…あそこのマシンが上手く調整されたのは、ブラドルの功績でもありますよ。あのホンダ機を、誰が乗っても乗りやすいマシンにしたんですからね。」

【タカアキ・ナカガミは?】
「悪くはなかったですよ。まぁ、1科目追試ってってとこかねぇ…プレッシャーに関してですよ。その他ついては楽勝で合格なんだが、キャリアでも一、二を争うぐらいに重要なレース本番でのプレッシャーに苦しんでましたからね。その点を克服できたら、満点合格だったんだがねぇ。」

【カル・クラッチローは?】
「完全落第だね。一度もマシンを乗りこなすことなく、酷い操縦をしていたじゃないかい。本物の2輪レーサーと言う感じではなかったね。
本人なりに色々と理由はあるのだろうが、私としては落第ですね。」

★KTM

【ポル・エスパルガロは?】
「来年、ホンダで何ができるか様子見ってことで、追試組に入れますね…ダモクレスの剣が常に頭の上にぶら下がってるわけだから(※幸福そうに見えても、実は常に危険がつきまとっていると言う意味)。
今シーズンを見る限り、私なら落第にしますね。オリヴェイラとビンダーが優勝したってのに、エスパルガロはできなかったんだから。この点は大きいですよ。」

【ブラッド・ビンダーは?】
「破格ライダーってことで、かなり話題になってましたね。KTM機のおかげもあってレースで1勝したものの、それ以外の点については、どうも納得できないんですよ。
だから、追試ですね。ただ、『名誉の追試』ではあるが…。」

【ミゲル・オリヴェイラは?】
「合格ですね。2勝したってことは、上位陣に加わっていけるライダーだってことですよ。絶賛成長中のKTM機をフル活用してましたね。速く、そして頭脳派ライダーだってところを証明してましたよ。
いくつかミスもあったが、大丈夫な範囲内だったし、そうしたミスから学ぶことができれば来年は総合5位以内に入れるんじゃないんですか。」

【イケル・レクオナは?】
「まだモトGP昇格には早かったようで、良いところを見せることなく終わりましたね…転倒ばかりだったでしょ。完全落第ですよ。モト2にもう1年参戦して、もっと慣れておくべきだったね。」

★アプリリア

【アレイシ・エスパルガロは?】
「合格と落第の半々ですね。長年、アプリリアにいて、馬鹿げた諸々に苦しみながらも精魂込めて頑張ってるってとこは合格ですよ。
一方、あまりにも転倒が多く、完走できそうな時も転倒してたあたりは落第ですね。」

【ブラッドリー・スミスは?】
「即、落第。あんなビッグチャンスに恵まれながら…まだそれなりのレベルのライダーなんだってところを証明できるチャンスに恵まれながら、無用なシーズンを送ってしまってねぇ。(マシン開発の)指示さえ出せず、レースでは常に最下位をうろついていたでしょ。チャンスを棒に振ったと言うわけですよ。」

【ロレンツォ・サヴァドーリは?】
「追試だね。確かに初めてのモトGP参戦ではあったし、マシンに問題があったと言うことも分かってますよ。ただ、合格にできるような点は皆無だったじゃないですか。
来年、もしかしたらアプリリアのセカンドライダーになるかもしれないってのは、まぁ、OKですよ。とにかく、判断できるような要素が揃ってないわけだから、まぁ、追試組ですね。」


(参照サイト:『Gpone』)
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Twitter

マルク・マルケス選手の容態・現状についての最新情報は、note『マルク・マルケス、4回目手術の可能性が浮上』でどうぞ!

POSTED COMMENT

  1. フランカー より:

    まあ 好き勝手なこと言ってらあって感じ。

    こっちはとにかく生で観れなかった喪失感をあと三日で忘れて、来年は生で観たいです。

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