MotoGP

スズキ『目標はライダー総合1&2位獲得に、コンストラクターとチームタイトルも!』佐原伸一

『サハラ:目標はライダー総合1&2位獲得に、コンストラクターとチームタイトルも!』

★シンイチ・サハラ氏(スズキ・モトGPプロジェクトリーダー)が、最近、ズームインタビューを行った。

★ジョヴァンニ・ザマーニ記者(イタリア衛星放送『SKY』レポーター)が、サハラ氏について次のように書いている。
《サハラ氏は日本人エンジニアにしては珍しく、すべての質問に対して実に冷静に、かつ、多少の皮肉を混じえつつ答え、聞いていて楽しいものだった。
また、ダヴィデ・ブリヴィオ離脱と言うデリケートな話題についても、笑顔で明白に答えていた。》

【ダヴィデ・ブリヴィオ後任については?】
「各チーム、大勢の主要スタッフから構成されており、うちは私を含めて7名が主要ポストに就いています。その全員が運営に参加しているので、今のままで継続していけると思っています。
この数年間、ダヴィデの仕事には私も関わり、密な情報交換を行い、私の方から助言を出したこともありました。全員がそれぞれの担当業務において経験を積んできているので、今のところ、このまま続けていけると思っています。
(ブリヴィオから)F1への移籍を聞かされた際は、『何年に移籍する予定なのか?』等とたずねてしまい…少し驚きはしたが、とにかく、このまま前に進んでいけるでしょう。」

【将来的に、新チームマネージャーはスズキ内から選出するのか、それとも外部から招くのか?】
「分かりません。様子を見ながら考えていきます。今シーズンがどうなるか…チームマネージャーが必要なのかどうかね。
必要ならば、外部から招くこともできるだろうが、今のところ、誰になるかは分かりません。私としては、スズキ内から抜擢してはどうかと思っていますが、そうなると、抜擢した者の後任が必要になりますしね。
とにかく、今シーズンの状況をうかがってみます。」

【エンジン開発が凍結されるなか、2021年版のスズキ機はどこに主眼をおいているの?】
「うちの第一目標は、常にマシンのバランスを上手く保つことです。それに向けて、どこか1ヶ所に集中するようなことはありません。各パフォーマンスのバランスを図るよう努力していくつもりです。
もちろん、予選に向けての改善は必要でしょう。ただ、あくまでもプライオリティはレースの方にあります。フレームの剛性に手を入れ、ライダーがフロントのフィーリングを高めていけるようにするつもりです。」

【スズキ機の開発において、シルヴァン・ギュントーリ(テストライダー)の重要性は?】
「シルヴァンの存在は、マシン開発においても方向性を保つためにも、うちにとって大変重要なものです。彼のコメントは常に興味深いものですからね。
1つエピソードがあるのですが…以前、電制関係で試さなければならない新パーツがあったのに、ミスによりマシンに搭載したECUに組み込まれていなかったことがあったんです。
シルヴァンはピットボックスに戻って来た時、こう言ったんですよ…『まったく違いを感じなかった』とね。まさに、その通りなんですよ!
2020年はコロナ禍により、あまりテストはできなかったが、うちにはツダと言う日本人ライダーもいるので日本国内でテストが可能なんですよ。」

【昨年は世界タイトルを取り、スズキ側からの技術リソースや予算は増えた?】
「うちはタイトル獲得の有力候補だと言っておきましょうか…。毎年、目標を掲げるものだが、タイトルを獲得した今は当然のことながら目標も変わってくるわけです。もはや、何レースか優勝しただけで満足するわけにはいかないのですよ。
タイトル防衛は常に難しいものだが、今年のスズキの目標は(ライダー部門では)1位&2位を獲得し、チームとコンストラクターのタイトルも取ることです。
もちろん、昨年よりプレッシャーは感じているが、うちにとっては新たな挑戦ですから。」

【昨年、スズキ機はベストマシンだったと思う?】
「なんとも言えませんし、ライダーの声を聞く限り、マシンに100%満足すると言うことはないですからね。
もちろん、ミールはモトGP2年目にして大きく伸びていたし、リンスも強い走りを見せています。うちにはベストなライダーが2人いますから。
ただ、スズキ機の戦闘力が高いと言うことは確信しています。もちろん、常に改善の余地はありますけどね。うちなりの姿勢で進めていきますよ…一歩ずつマシンを改善していくと言う姿勢でね。」

【ライダー陣を上手く取り仕切るのは大変そう?】
「スズキではファーストライダー、セカンドライダーと言うものは置かず、両選手が同じレベルでスタートすることになっています。うちは大家族のようなもので、全員のサポートがあってこそ好結果を出せるものと思っていますから。
両選手とも実に強く、2人は互いに大きな敬意を払い合っています。問題が起きることはないはずです。ブリヴィオがピットボックス内の雰囲気を良好なものにしてくれたのですが、今後も変わらないと思いますよ。」

【プライベートチーム結成については、その後、どうなっているの?】
「その点については、おもにダヴィデが他のチーム陣とのコンタクトを取っていたのですが、私もずっと関わってきていますから。
ダヴィデ抜きで話を進めるのは大変だが、諦める気はないので。ただ、私が以前より、かなり多忙になってしまうと言うことです。
まぁ、スズキ側が却下はしていないのだが、ただ、計画自体はやや据え置き状態になってましたね。徐々に話は進んでいきますよ。」

【ゼッケン1を付けたスズキ機が参戦するのを見てみたい?】
「ヴァレンシアでゼッケン1を付けて走ってましたからね…私としては、あれで充分ですよ。
もちろん、素晴らしいだろうが、ミールがどんな選択をしても良いと思ってます(※既に決まっているようで、2月12日に公表される予定)。」

(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Twitter

ダッリーニャ氏は、結局、ドヴィ選手のことをどう思ってたのか?って話は、note『ドヴィツィオーゾ:ダッリーニャとの確執、ペトルッチと和解したのか?』でどうぞ!

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