MotoGP

ミル『デバイス等のせいでフロント荷重が増し、タイヤがオーバーヒートしてしまう…』2022スペインGP

『ミール:デバイス等のせいでフロント荷重が増し、タイヤがオーバーヒートしてしまう…』

★5月1日(日)、スペインGP(ヘレス)決勝でジョアン・ミール(スズキファクトリー)がグリッド9位スタートから6位でゴールした。

★ミール選手はフロントタイヤの温度上昇により苦戦し、3位争いをしているグループを眺めていることしかできなかった。
今週末中の各セッションでも午前は調子が良いものの、午後になるとフロントの温度上昇問題が起きてしまっていた。

★ミール選手のコメント。

「確かに、前回のレースも今回もがっかりでしたね。温度が高くなってしまって…フロントタイヤの問題が大きかったんですよ。プッシュできなかったんで、その辺に手を入れていかないと。
去年も似たような状態になってしまい…僕自身のペースは良いのに、フロントが上手く機能せず、周回ごとに悪化して、攻めていけないんです。
この温度問題に関しては、なにか打開策を見つけ出さないと。今後、あちこちのトラックで似たような状況になってしまうだろうから。
明日のテストで作業していきますよ。」

【同じ問題で苦労している選手が多いが…なにが原因だと思う?】
「ウィングやホールショット/ライドハイトデバイス等、そうした諸々のせいでフロントの荷重が増してるんですよ。
上手く対処しているチームもあるんですが、うちはまだで…。ストレスですよね…好スタートを切れていたんだから。」

【それ以外ではマシンは好調?】
「加速は良かったです…特に最終コーナーが良くて…グリップはイマイチだったって言うのに。
ただ、今日の問題点はグリップではなく、フロントタイヤの方なんですよ。好タイムが出なかったのは、そっちのせいなんです。」

【明日のテストではアレックス・リンスと一緒に、その辺を解決すべく作業していくの?】
「いや、それはないと思います。」

【ここ数年でモトGPマシンが大きく進歩したから、そうした問題が起きてるの?】
「そうですね…何年か前までは、こうした問題はなかったから。今は遅くなってしまい…どのタイヤも柔らかすぎるような感じなんですよね。」

【フロントタイヤのせいで大曲がりコーナーで苦戦していたの?】
「僕にとっての一番の問題点は大曲コーナーではないんですよ…大曲コーナーって言うのは、リアに荷重がかかりますからね。
僕の場合はブレーキングの第2段階が問題で…そこで苦戦してしまうんです。」

【現在、レースでは低調気味のようだが…】
「今回のトラックだと、特にそうなんですよね。ストップ&ゴーが多いし、長いブレーキングもいくつかあるでしょ。
今、うちが抱えている問題からすると、最悪なコースなんですよ。」

【今後、暑くなっていくが…大きな問題になりそう?】
「明日、打開策を試す予定なんですが…でも、早々に解決はできるとは思えないんですよねぇ。」

【テストでは新マテリアルは用意されているの?】
「それほどはないです…ただ、現在の問題点の解決作業に時間を使う予定なんで。」


(参照サイト:『Gpone』)
(Photo & Video:Instagram

ミールはアグレッシブ過ぎただけ!って話は、note『2022 ポルトガルGPまとめ』でどうぞ!

POSTED COMMENT

  1. としあき より:

    これはロレンソが以前指摘していた
    昨今ミシュランタイヤはリアグリップだけが増したから相対的にフロントへ負担がかかって…って話じゃなく?
    特にSUZUKI機はエンジン出力上がったし…
    少し前まであった「タイヤに優しいSUZUKI機」ってのは今年見えてこない感じ

    バニャイアもミラーも去年フロントにハードしか選択できないとき仲良くスリップダウンしてたし
    フロントはどこも厳しいねぇ…

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