アレックス・マルケス『ドゥカティのことを信じている…兄マルクも賛成してくれた』

『マルケス：ドゥカティのことを信じている…兄マルクも賛成してくれた』

★6月26日（日）、オランダGP決勝でアレックス・マルケス（ホンダLCR、26才）が15位だった。

★今シーズンここまでのリザルトは以下のとおり。
リタイア/13位/15位/リタイア/7位/13位/14位/14位/10位/リタイア/15位、総合18位（27ポイント）

★マルケス選手のコメント。

【ドゥカティ・グレジーニチームへの移籍について、兄マルク選手には相談したの？】
「（兄マルクから）僕自身はどう思っているのか…どこのチームに行きたいのかを訊かれたので、『マシンを変えたい』と答えたら、最初から賛成してくれました…『変えたいと思うのなら、応援する』って言ってくれて。
兄弟なら誰でも言ってくれるようなことを、言ってもらいました。」

【ドゥカティ機には、どんなことを期待しているの？】
「分かりません…乗ったことのないマシンを話題にはしたくないんで。
ただ、多くの選手があのマシンで速い走りをしているのは確かだし、どんなライディングスタイルにも合いそうだから。
僕にとっては大きなチャンスでしょう…このプロジェクトやマシン、チームのことを信じていますから。」

【リンス＆ミール選手がホンダ機で上手くいったら、後悔しそう？】
「実際、その時になったら分かるでしょう…とにかく、ホンダ機なんですから。
もっと先に行ったら、あの2人の選択が正しかったかどうか分かるだろうし、とにかく、物凄いメーカーですからね。まぁ、今は少し道に迷っている感じだけど。でも、こう言う状況に上手く対処できるメーカーと言えば、やはり、ホンダでしょう。
僕の場合は変化が必要だったんです…成長したかったもんですから。
（グレジーニ移籍は）僕にとって、最高のオプションだと思ってます。」

【ホンダからドゥカティに乗り換えるにあたり、一番の決め手はなんだったの？】
「欧州メーカーが、モトGPに対する取り組み方を変えたじゃないですか…作業の仕方とか、マシン開発についてとか。特に、ドゥカティやアプリリアは顕著ですよね。
人も増やし、コミュニケーションもしっかり取り、とにかく、物事を変える時の動きが早いんですよ。ある意味、今ではF1に少し似てきてるでしょ。物事への対応の仕方が素早く…そう言うのは、近年のモトGPにおいては重要ですからね。とにかく、ディテール作業が鍵になっているんだから。レース毎に何かしら変えていく必要があって…そう言うところで、大きく抜き出て行けるんですから。」

【ルーチョ・チェッキネッロ氏（ホンダLCRチームマネージャー）は、なんと言っているの？】
「ドゥカティとの交渉を始めた時に、ルーチョにも話し…やはり、僕には変化が必要なんだって分かってくれました。今シーズン前半、僕は本当に大変だったんで。なにか変化が必要だったし、ドゥカティ機への乗り換えは役に立つと思うんですよ。
（グレジーニと）契約するまでは、モトGP継続も確かではなかったんです。それほど選択肢はなかったし、どこからもきちんとしたオファーはなかったし。
ルーチョとは以前から特別な関係が築けていて、お互い本音で話し合う仲なんです。（グレジーニとの）契約が決まった時は、一番におめでとうって言ってくれました。僕よりジーンとしてる感じでしたよ。
僕は現在のチームに満足してるけど、でも、変化が必要だったし…特にメンタル面での変化が必要だったんです。」

【シーズン後半に向け、これで気持ちも落ち着いた？】
「2020年にはモトGPでもやって行けるんだってとこを証明できたし、このクラスに出る資格はあると思ってます。もしかしたら、タイトル獲得だって可能かもしれない…でも、とにかく、トラックでそれを証明していかないことには。
こうして来年の契約が決まったことで、シーズン後半は気持ちも落ち着いて、いくらか満足いくような結果も出るかもしれませんよね。そうあって欲しいと思ってます。
大変な年月だったから…メンタル的にも大変でした。」

【個人スポンサーである『Estrella Galicia』は、グレジーニ移籍後も支援を続けてくれそう？】
「それはまだ確定してません。」

（参照サイト：『Gpone』）
（Photo：Twitter）

ホンダやKTMは作業メソッドを再構築すべきって話は、note『2022 カタルーニャGPまとめ』でどうぞ！