MotoGP

マルク・マルケス『表彰台の可能性は…やはり1%のみ』2022アラゴンGP

『マルケス:表彰台の可能性は…やはり1%のみ』

★9月16日(金)、アラゴンGPでマルク・マルケス(ホンダファクトリー)がFP1で11位、FP2で8位だった。なお、FP総合8位で、ホンダ勢トップである。

★第1〜2セクターでは最速だった。また、自己ベストタイムを記録中に最終コーナーで横滑りをしていたため、それがなければもっと上位だっただろう。

★マルケス選手は6月初めに右腕の4回目手術を受け、9月6〜7日のミザノテストで3ヶ月ぶりにモトGP機に乗った際、順調に回復していたため、今回はレースウィークエンド本番も試してみることとなった。

★マルケス選手のコメント。

「大満足です…どんどん良くなってるのが、特に良いですね。
午前セッションは走り心地がけっこう悪く…特にシートポジションが酷くて、乗り心地が悪かったんですよ。
でも、午後になったら凄く良くなって、身体のポジションもかなり自然な感じになってました。
もちろん、マシンには手を入れる必要があって…明らかに弱点がいくつかあるんですよ。でも、僕自身に関しては満足しています。
明日はどうなるか…やはり、午前は僕がキツいんですよね。どうしたことか身体をならすのに、ちょっと時間がかかってしまって。ちょっと走ってはピットボックスに戻るって言うのを、何回もやってたんです。
まぁ、今のところはこれで良いですけど。」

【ミザノテストの時とは大違い?】
「そうですね。あの時は常に単独走行だったんで。今はテンションも違うし。
マージンはあるようなんですけどね…例えば、今日は新タイヤだとリアが流れがちだったんで。
まぁ、当然のことでしょう…マシンの上で、まだ、あらゆる動きをコントロールしきれてないんだから。」

【先程、マシンの弱点がいくつかあると言っていたが…最後に参戦したムジェッロGPの時と同じものなの?】
「100%同じものですね…結局、オースティンの時のマシンセッティングで始めたんですよ…同じフレームでもってね。
ナカガミが違うフレームを使っていて…ここまでのレースでさらに進化を遂げてきてるんですよ。ホンダはナカガミにけっこうテストをさせていたわけだし、その間、僕はいなかったんでね。
自分が熟知しているベースで始めたかったんですが…ただ、午後セッションでは新スイングアームを試してみました(※カレックス社のアルミニウム製)。
さらに検証を重ねていかないと。でも、自体ベストを記録した時はそのスイングアームを使ってたんですよ。とにかく、レース距離ではどれが一番使えそうか、検証してみないとね。
やはり、もっと走り込んでいかないと。」

【木曜会見では『落ち着いている』と言っていたが、金曜セッションを終えた現在はどう?】
「今夜から明日にかけて、僕の身体がどうなるかなんですよね。あと、レース中はどうなるのか…とか。回復に長期間を有すると言う状況下で、23周レースを走りきれるのか…。
とにかく、現在のモトGPでは落ち着いてなんていられないでしょ…ぼやぼやしてたら最下位になってしまうんだから。
プッシュしまくって、限界点を模索しますよ。遅かれ早かれ転倒もするでしょう…できれば、遅い方が良いんですけどねぇ。でも、それはそれで良しとしなければね…このスポーツには付き物なんだから。
筋肉を増やす必要はあるけど、とにかく、順調ですよ。」

【ミザノテスト終了後、『連続周回は10周が精一杯だろう』と言っていたが…】
「今はどうでしょうねぇ。連続で何周回も走ってないんで。明日も予定に入れてないし。
レースの際はアドレナリンが出てくれるから、それで完走できればと思ってるんですが…。もちろん、大変でしょうけどね。苦戦はするでしょう…リズムも落ちてね。手術前のレースがそんな感じだったから。
最終戦までに100%の力でレースウィークエンドをこなせるようになるかどうか…様子を見ていきますよ。」

【木曜会見で『表彰台獲得の可能性は1%』と言っていたが…】
「今日の感触からしても、そんな感じですね。僕より速い選手は大勢いるんで。とにかく、目標はそこではないから。
良い感じで完走できるかどうかが問題なんです…つまり、上位5選手に迫っていけるかどうかなんですよ。
今日は調子が良かったけど、明日は分からないでしょ。この身体とマシンでもって、可能なリザルトを受けれいていかないと。もちろん、良い走りをするために参戦してるのであって、気を抜くことはできませんけどね。
今日はリズム的には8〜10位ってところだったけど、23周回ではどうなっていくものか…。連続周回は最高5周しかやってないんで…。」

【とは言え、今日はホンダ勢トップだったが…】
「そこが第一目標ではありませんから。でも、まぁ、モチベーションは上がるかもね。
ただ、開幕前にも言ったとおり、現在のマシンだと自然な操縦ができないんで…合わせていく必要があるんです。
レースリズムの方で苦戦してるんですよ。とにかく、この身体次第でしょうね。手を休めずに作業を続けて、右腕の100%の実力がどの程度なのか検証していかないと。」

(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Instagram

モトGP代役ライダー問題については、note『2022 サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPまとめ』でどうぞ!

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POSTED COMMENT

  1. にわか より:

    0では無い
    諦めてはいないと…

  2. すぱおー より:

    HONDAは来年に向けて動いてる感があるがマルケスが指示通りにしてくれないと勝てないとか言い始めてるのはなんだかなぁ…

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