
『ペドロサ:なぜ2009年にドゥカティからのオファーを断ったのか?』
★ダニ・ペドロサ(37才、モトGPで2007/2010/2012年に総合2位)は2006年にホンダファクトリーからモトGP昇格し、2018年末にモトGPを引退した。2019年よりKTMテストライダーを続けており、2023年からはTV解説の仕事も始める予定である。
★最近、ペドロサ元選手が『DAZN』のドキュメンタリー『Cuatro Tiempos』の中で、次のように話した。
【2009年にドゥカティが貴方とケーシー・ストーナーでドリームチームを作ろうと画策したものの、そのオファーを断ったそうで…】
「あそこのチームの状況を検証してみようとはしました…皆、『難しいマシンだよ』って言ってたんで。
ストーナーのチームメイトは皆、てんやわんやって感じで…メランドリなんか大苦戦してるって言って、離脱しようとしてましたからね。」
【貴方はホンダから13年間、モトGP参戦をし…一度も移籍を考えなかったの?】
「僕がホンダのモトGPチームに入った時は、最悪な時期で…ロッシが離脱したためホンダは勝てなくなり、道を見失っていたんですよ。
でも、僕の方に迷いはなくって…恐怖心なんかは全然なかったですね。ずっとウキウキした気分だったし、頑張って作業しようって思ってました。
あの頃は…特に入ったばかりの頃は、ミシュランvsブリヂストンの対立があって、(ホンダは)どちらのプロジェクトを使っても駄目だったんですよ。
2007〜2008年なんかは顕著で、従来のバルブを使ったエンジンはうちだけで、他のメーカーはもう空気圧バルブを使ってました。
ブリヂストンに替えても、最初の1年は助けになってくれなくって。3〜4年はずっと大苦戦して…でも、(ホンダ側とは)常に作業メソッドを見つけていけたし、色々なことが良く分かりましたよ。」
【それで、ドゥカティからオファーが来た時は?】
「実のところ、オファーが来たことに驚いてました。こっちには移籍の気持ちはなかったんですから。つまり、オファーが来たらから考えてみることになったわけで…こっちは思ってもみなかったことですからねぇ。
腹の底から常にホンダ機での参戦を希望していたんで、あの時点では(ドゥカティ移籍について)考えもしなかったですね。」
(参照サイト:『Gpone』)
(参照サイト:『La Gazzetta dello Sport』)
(Photo:Instagram)
現在のホンダは努力はしているものの、アイデアが枯渇し…って話は、note『2023 ヴァレンシアテストまとめ』でどうぞ!
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2007~2008年に従来のバルブを使ったエンジンはうち(ホンダ)だけ
というのは不正確ですね。
正確には2007年はホンダとヤマハだけ従来のバルブでしたね。