『ドヴィツィオーゾ:SBKには参戦しない』
★アンドレア・ドヴィツィオーゾ(36才)は2008年にモトGPデビューし、2022年シーズン途中で引退した。
ホンダやヤマハ、ドゥカティ等のファクトリー/プライベートチームから参戦を続け、2017〜2019年にはドゥカティファクトリー機で総合2位となったものの、最終的にタイトル獲得は叶わなかった。
★ドヴィツィオーゾ元選手は今後、地元近くのモトクロスサーキットを運営しつつ、自身もレースに参戦していく予定。
★先日、ドヴィツィオーゾ元選手が『Motorsport-Magazin』のインタビューで次のように話した。
【最後のヤマハプライベートチームからの参戦については?】
「最初からずっと、思っていたようなフィーリングは掴めなかったんです。ただ、これまでの経験を活かして然るべき作業をすれば、上手く解決できると思っていたんですが…。
すぐにマシンのグリップ不足に気づいていたんで…それがなければ、けっこう高い戦闘力を出せたと思うんですけどねぇ。」
【シーズン途中の引退となってしまい…】
「今年の僕のリザルトを見る限り、やはり、あのまま続けるのは難しかったでしょう。思うような操縦もできなかったのだから、当然、モトGP機の面白さを引き出すこともできないわけだし。
もちろん残念ですよ。でも、事実は受け入れないと。」
【引退に対する恐怖心などは…?】
「そう言うのは一度も感じたことがないんですよ。それなりに感慨深いものはあるけど、恐怖心と言うようなものではないですね。
家では常に普通の生活をするよう心がけてきたし、自分のことをVIPとかスターだと思ったことはないんで。だから、僕自身としては、あまり変化はないです。
モトGP時代は高収入だったから生活は楽になっていったけど、基本は常にオートバイへの情熱だったんで。
今後はそう言う気持ちを、モトクロスの方のプロジェクトで育てていきますよ。」
【モトGPからSBKに移籍し、活躍している選手もいるが…】
「(SBK移籍について)考えたことは一度もないです。
SBKのことをとやかく言うつもりはないし、最高レベルのチャンピオンシップだと思ってます。
ただ、一度もSBK機に乗ったことがないんですよ…モトGP機を抜かせば、僕は市販機とか、それをモディファイしたものにしか乗ったことがないんで。
僕には変化が大きすぎるでしょう。乗り方だってぜんぜん違うわけだし。125cc時代からずっとプロトタイプ機に乗ってきたわけだから。
マテリアルも全然別物だから、かなり大きく変わるわけでね。僕は本当にスーパーバイクとはかけ離れた所にいるんですよ。」
[ 後半に続く ]
(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Tuttomotoriweb』)
(Photo:Instagram)
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